1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が4件(出雲圏域)、梅毒が1件(松江圏域)、レプトスピラ症
が1件(大田圏域)、結核が12件(松江圏域7件、雲南圏域3件、益田圏域2件)報告され
ています。
*定点からの報告患者数:2月3,623件、3月4,989件(4週換算)、4月2,654件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
○インフルエンザ
:(23.4)。11週[19.4]の第2のピーク後14週[7.4]、17週[4.5]と漸減しましたがなお流行して
います。4月は東部(25)中部(26)西部(24)とほぼ同規模の流行でした。昨年11月からの累積は
8,491件で、ほぼ大規模な流行となっています。
○咽頭結膜熱 :(5.6)。松江圏域(13)で16週より流行が拡大し、出雲圏域(5)でも漸増しています。
○A群溶連菌咽頭炎 :(5.7)。雲南圏域(8)で大きく減少し松江圏域(5)、出雲圏域(12)もやや減少しました。
○感染性胃腸炎 :(49.2)。1月後半以降、かなりの流行が続いています。松江圏域(70)、大田圏域(61)、中部 (54)で大流行し、隠岐圏域(26)は減少してきました。
○伝染性紅斑 :(4.7)。出雲圏域(15)で先月より流行が続き、松江圏域(3)でも増加してきました。2006年の 大流行のピーク(6月;5.3)に匹敵する流行となっています。
○流行性耳下腺炎 :(5.5)。松江圏域(5)では昨年9月のピーク時の14%にまで減少しましたが、大田圏域(34)で15 週をピークに大流行になりました。
○RSウイルス感染症 :流行は終息しました。今季は過去最大の流行でした(411件)。
○咽頭結膜熱 :(5.6)。松江圏域(13)で16週より流行が拡大し、出雲圏域(5)でも漸増しています。
○A群溶連菌咽頭炎 :(5.7)。雲南圏域(8)で大きく減少し松江圏域(5)、出雲圏域(12)もやや減少しました。
○感染性胃腸炎 :(49.2)。1月後半以降、かなりの流行が続いています。松江圏域(70)、大田圏域(61)、中部 (54)で大流行し、隠岐圏域(26)は減少してきました。
○伝染性紅斑 :(4.7)。出雲圏域(15)で先月より流行が続き、松江圏域(3)でも増加してきました。2006年の 大流行のピーク(6月;5.3)に匹敵する流行となっています。
○流行性耳下腺炎 :(5.5)。松江圏域(5)では昨年9月のピーク時の14%にまで減少しましたが、大田圏域(34)で15 週をピークに大流行になりました。
○RSウイルス感染症 :流行は終息しました。今季は過去最大の流行でした(411件)。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の患者報告が2件ありました。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が11件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが1件、淋菌感染症が9件
でした。過去10年間を通して報告患者数に大きな増減はなく、また、患者の年齢層も性活動の活発な20代から40代
が多数を占めています。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎
:出雲圏域で30歳代の1件の報告がありました。今年は5歳未満の報告がありません。
○メチシリン耐性黄色ブ球感染症 :30件。本年の月平均は29.3件と少ない報告数です。
○メチシリン耐性黄色ブ球感染症 :30件。本年の月平均は29.3件と少ない報告数です。
2.病原体検出情報(4月までの検出結果)
インフルエンザからは4月にはA香港型(AH3)とB型インフルエンザウイルスが検出されています。感染性胃腸炎
からはA群ロタウイルスが主に検出されていますが、3月以降サポウイルスも散発的に検出されています。エコーウ
イルス3型が気管支炎、感染性胃腸炎から検出されています。
ウイルス名 | アデノ | エコー | A群ロタ | ノロウイルス | サポウイルス | インフルエンザ | RSウイルス | サルモネラ | 合計 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型 | 1 | 6 | 3 | G2 | A2009 | A香港 | B | |||||
インフルエンザ | 1 | 31 | 64 | 32 | 128 | |||||||
感染性胃腸炎 | 1 | 2 | 28 | 11 | 4 | 46 | ||||||
肺・気管支炎 | 1 | 1 | 2 | |||||||||
咽頭結膜熱 | 1 | 1 | ||||||||||
咽頭炎 | 1 | 1 |