島根県感染症情報：2009年14週週報

１）全数報告感染症（１～５類感染症）

　結核が2件(雲南圏域1件、浜田圏域1件)報告されています。

２）定点報告５類感染症

○インフルエンザ ：東・中部の報告患者数は激減し、流行は県内全域で終息に向かっています。
○感染性胃腸炎 ：県内全域のノロウイルスによる流行に加え、松江圏域を中心にA群ロタウイルスによる流行が拡がっています。
○水痘 ：昨年末から県内全域で小流行しています。年齢区分別では、1～4歳の乳幼児がほとんどです。

３）主な病原体の分離状況等

○感染性胃腸炎からはノロウイルスGⅠ型、GII型及びA群ロタウイルスが主に検出されていますが、そのほかにエコーウイルス11型、30型及びコクサッキーウイルスB2型が分離されています。
○インフルエンザからはAソ連型、A香港型及びB型が分離されていますが、最近はB型の分離割合が増えています。
○無菌性髄膜炎(出雲圏域)及び咽頭炎からエコーウイルス11型が分離されています。

主な感染症の流行状況

疾患名	全県	東部	中部	西部
感染性胃腸炎	◎	◎	○	○
インフルエンザ	○	○	○	○
Ａ群溶連菌咽頭炎	○	○	○	△
水痘	○	○	○	×
咽頭結膜熱	△	△	△	△
伝染性紅斑	○	△	△	△