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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2009年10月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 結核が18件(松江圏域1件、雲南圏域1件、出雲圏域6件、浜田圏域2件、益田 圏域2件、大田圏域6件)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
報告患者数の月間合計は、8月 1,247件 9月 950件(4週換算) 10月 1,760件
○インフルエンザ :(29.9)。一定点の週当り件数は第41週より1.8、5.2、9.6と流行が拡大し第44週(13.6)に は注意報レベルを超えました。圏域別では、隠岐(第42週23)、松江(第43週17)及び出雲(第44 週16)で超え、他圏域も漸増しています。10月は1,137件、年齢区分別でみると、乳児6件、1 〜4歳126件、5〜14歳785件、15〜19歳63件、20〜39歳108件、40〜59歳40件、60〜79歳7 件、80歳以上2件で、幼児と小中学生(5〜14歳)が69%を占め、患者の年齢層は低下傾向です。
○感染性胃腸炎 :(10.2)。引き続き漸減状況で、報告数は、昨年同時期の5割弱程度です。松江圏域(22)の みやや多いです。
○手足口病 :(4.8)。各地域で発生が続いているが、雲南圏域(9)でやや多いかったです。
○水痘 :(3.5)。松江圏域(7)は前月より、出雲(5)は10月中旬より、増加傾向にあります。
○RSウイルス感染症 :(8件)。東部(7件)で、第42週から報告が続いています。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 感染性胃腸炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎の患者報告はありませんでした。流行性角結膜炎は3件と少数の患者報告が続いています。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が10件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが3件、淋菌感染症が5 件でした。年間を通して患者報告数に大きな増減はありませんが、患者の年齢層は20代と30代で大多数を占めて います。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域で、小児1件の報告がありました。雲南圏域の本年の累計は48件になりました。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :34件。9月及び10月続けて、報告が少ないです。
2.病原体検出情報(10月までの検出結果)
インフルエンザからは、新型インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヒトメタニューモウイル ス及びライノウイルスが検出され、季節性インフルエンザ(Aソ連型、A香港型、B型)は検出されていません。ウ イルス性感染性胃腸炎ではA群ロタウイルス及びノロウイルスが検出されています。
2009年8月 から 2009年10月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス・細菌名コクサッキーAコクサッキーBパラインフルエンザエンテロウイルスA群ロタヒトメタニューモウイルスライノウイルスノロウイルスサポウイルスインフルエンザカンピロバクター合計
6910471GT新型
インフルエンザ    1  11  80 83
ヘルパンギーナ2 71         10
手足口病4 1  2       7
感染性胃腸炎 2    1  11 16
咽頭結膜炎 1           1
熱性疾患1 1    1     3
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