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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 結核が16件(松江圏域9件、雲南圏域3件、出雲圏域3件、浜田圏域1件)報告 されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
報告患者数の月間合計は、12月 2,181件、1月 3,238件、2月 3,936件(昨年2月 3,354件)。
○インフルエンザ :(69.8)。全県での流行は第6週(20)がピークでしたが、第9週(17)まで横ばいが続きまし た。西部は、第7週をピークに2月後半は半減しました。圏域別では、大田圏域(99)、松江 圏域(77)で大きく、雲南圏域(50)で小さかったです。今シーズンの累積報告数は、5,343 件で中規模の流行と思われます。全国的には、第4週(37)をピークに第9週(14)まで急速に 減少しています。
○感染性胃腸炎 :(38.4)。全県で第3週頃をピークに漸減し、今月は前月の7割程度の報告件数となりまし た。松江圏域(71)で多く、浜田圏域(11)、益田圏域(3)で少なかったです。
○水痘 :(6.1)。全県で横ばいに推移しました。出雲圏域(9)でやや多く益田圏域(1)で少なかったです。
○RSウイルス :東部4件、中部17件、西部1件。中部で第8週に小規模のピークがあり、西部は第7週より 報告がありません。今シーズンの累計は全県で322件となり、2006/2007件の250件を大きく 上回っています。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 感染性胃腸炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎の患者報告はありませんでした。急性出血性結膜炎は過去10年間に大 きな規模の流行は起こっていません。また、流行性角結膜炎が過去10年間に流行した年は2005年と2008年で、 最近の流行は2〜3年間隔で起こっています。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が7件、性器ヘルペスウイルス感染症が3件、尖圭コンジローマが1件、淋菌感染症が2 件でした。
5)基幹病院報告
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域で第6,7週に小児例3件ありました。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域で゙3件(本年累計7件)出雲1件(累計4件)が報告されました。計11件の内訳は、 5歳未満6件、5〜14歳2件、成人3件でした。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。昨年4月より少ない状態が続いています。
2.病原体検出情報(2月までの検出結果)
感染性胃腸炎からはノロウイルスGII型が多数検出され、インフルエンザからはインフルエンザウイルスAソ連型 とインフルエンザウイルスB型及びインフルエンザウイルスA香港型が分離されています。また、東・中・西部の 検体から分離したインフルエンザウイルスAソ連型についてオセルタミビル(商品名:タミフル)耐性マーカーH275 Yの検出を行ったところ26株全て(100%)が陽性でした。(全国799/804:98.4%(2009.2.28現在))。
2008年12月 から 2009年2月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーBエコーポリオノロウイルスサポウイルスインフルエンザRSウイルスカンピロバクター合計
252301GIIAソ連A香港
インフルエンザ1 13   1054818  176
感染性胃腸炎 1121445    559
肺・気管支炎          1 1
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