つつが虫病が1件(雲南圏域)、レジオネラ症が1件(松江圏域)、結核が15件（松江 圏域6件、雲南圏域2件、出雲圏域2件、浜田圏域2件、益田圏域2件、隠岐圏域1件) 報告されています。

報告患者数の月間合計は、11月　1,205件、12月　2,181件、1月　3,238件*1（昨年1月　2,975件）。 *1：４週換算

○インフルエンザ ：(42.3)。隠岐圏域が第2週から流行期に入り、県全体での流行となり、第3週より急激に 拡大しました。1定点月当たりの報告では、浜田圏域(63)、益田圏域(56)、松江圏域(50)で 多く、中部(30)、大田圏域(26)で比較的少なかったです。流行の規模は、全国(89)と比べ てかなり小規模で、2008年1月(40)と同程度でした。
○感染性胃腸炎 :(52.4)。松江圏域（89)、隠岐圏域（43)では、前月と比べ流行が拡大しています。
○水痘 :(5.8)。大田圏域(14)で報告数が増加しましたが、他の圏域では減少しています。今月の 報告数もここ5年で最も少ないです。
○ＲＳウイルス 2008年第51週(58件)をピークに減少し、第3週(6件)には急減しました。全国でも、同様の 傾向です。2008/2009年シーズンの累計は、東部(149件)、中部(109件)、西部(42件)で 計300件となり、2006/2007年(250件)、2007/2008年(241件)を既に超えています。

　急性出血性結膜炎の患者報告はなく、流行性角結膜炎は1名の患者報告がありました。急性出血性結膜炎 は、近年大規模な流行は起こっていません。また、流行性角結膜炎は2005年に大きな規模の流行が起きました が、近年は起こっていません。

　性器クラミジア感染症が4件、性器ヘルペスウイルス感染症が5件、尖圭コンジローマが4件、淋菌感染症が4 件でした。年間を通して患者報告数に大きな増減はありませんが、患者の年齢層は20代から30代が大多数を 占め、低年齢化の傾向が伺えます。

○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域で昨年3月から大流行が続いていましたが、2009年1月は4件に減りました。出雲 圏域でも3件報告されており、計7件の内訳は、5歳未満5件と60歳以上2件でした。 ○無菌性髄膜炎
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 ：昨年4月頃より、報告数が少ない状況です。

　インフルエンザからはインフルエンザウイルスA香港型とインフルエンザウイルスAソ連型が主に分離されてお り、少数ですがインフルエンザウイルスB型も分離されています。また、感染性胃腸炎からはノロウイルスGII型 が多数検出されています。