トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症対策 > 感染症情報トップ > 月報
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 月報
グラフ一覧

前月へ 島根県感染症情報(月報) 2009年3月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 結核が17件(松江圏域6件、雲南圏域3件、出雲圏域2件、浜田圏域3件、益田圏 域3件)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
報告患者数の月間合計は、1月 3,238件※、2月 3,936件、3月 3,544件 (※4週換算)。
○インフルエンザ :(55.7)。全県では第12週(17.3)に、第6週に次ぐピークを経て、第13週(9.2)と注意報レベ ルを下回りました。西部と隠岐は、先月から漸減し終息しましたが、第12週に東部(32)、 中部(18)で第2のピークがあった後、流行が縮小しました。島根県は、中国5県で最も流 行が長引きました。今シーズンの流行は、全国的に二峰性でした。
○感染性胃腸炎 :(44.0)。東部(86)、大田圏域(36)で、3月中旬より流行が拡大し、特に東部では大流行と なりました。
○水痘 :(6.8)。報告数の状況は、12月から横ばい状態です。東部(12)、中部(7)で、やや多く報 告されています。
○RSウイルス :東部8件、中部3件、西部1件。中部・西部では終息に向かっています。東部では第13週に は再び増加しました。今シーズンの報告数は、334件に上り、2006/2007シーズンの1.4倍に なりました。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 感染性胃腸炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎は患者報告はなく、流行性角結膜炎は4名の患者報告がありました。急性出血性結膜炎は過 去10年間に大きな規模の流行は起こっていません。また、最近の流行性角結膜炎の流行は2〜3年間隔で起こって います。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が7件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが3件、淋菌感染症が3件 でした。年齢別では10代から40代で全てを占めていました。
5)基幹病院報告
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域で10歳代1件。1月からの報告は、出雲圏域からだけですが、計5件になりました。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域で10歳未満の2件。雲南圏域からは、昨年5月より継続して報告があります。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :49件。例月と同程度の報告数です。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :昨年同時期より少なくなっており、昨年12月より特に少なくなっています。今 月の報告はありませんでした。
2.病原体検出情報(3月までの検出結果)
感染性胃腸炎からはノロウイルスGII型に加え、A群ロタウイルス及びノロウイルスGT型が検出されいます。イ ンフルエンザからは、インフルエンザウイルスAソ連型とインフルエンザウイルスB型及びインフルエンザウイル スA香港型が、感染性胃腸炎、咽頭炎及び無菌性髄膜炎からはエコーウイルス11型が分離されています。
2009年1月 から 2009年3月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーBエコーポリオA群ロタノロウイルスインフルエンザRSウイルスカンピロバクター合計
232911301GTGIIAソ連A香港
インフルエンザ1 2       1153931  188
感染性胃腸炎 11111110343    365
咽頭炎1   1          2
無菌性髄膜炎    2          2
肺・気管支炎             1 1
島根県感染症情報センター カウンター