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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2008年 第31週 (7/28〜8/3) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 腸管出血性大腸菌感染症が5件(出雲圏域2件、益田圏域1件、大田圏域2件)、 日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、風しんが3件(大田圏域:1-4歳3件)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :報告患者数は冬季のピーク時の1/4に激減しましたが、依然県内全域で小規模な流 行が続いています。夏季は細菌性の流行が長期間続きますので、手洗い、食品の加熱 等の予防に心掛けてください。
○ヘルパンギーナ :県内全域で徐々に報告患者数が増加してきています。今後流行は更に拡大しますの で動向に注意してください。
○手足口病 :今年の流行は例年と比較して小規模な流行に留まっています。今週は東部の報告患 者数が減少しています。
○A群溶連菌咽頭炎 :依然、東・中部で少数の患者報告がありますので予防に心掛けてください。
○水痘 :県内全域で少数の患者報告が続いています。今後も小規模な流行が長期間続きます ので予防に心掛けてください。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域で徐々に報告患者数が増加しています。今後更に流行が拡大する恐れがあ りますのでうがい、手洗い等の予防に心掛けましょう。
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○無菌性髄膜炎:出雲圏域で小児を中心に小規模な流行が起こっていますが、成人の報告もありますので、注意が必要です。

○腸管出血性大腸菌感染症:県内でO157による散発事例が起きています。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

3)主な病原体の分離状況等

 ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA2型とA4型及びA16型、手足口病からコクサッキーウイルスA16 型、咽頭炎からコクサッキ−ウイルスB5型とエコーウイルス18型、発熱疾患からコクサッキ−ウイルスA4型 とエコーウイルス18型、咽頭結膜熱からエコーウイルス18型、無菌性髄膜炎からエコーウイルス18型とコク サッキーウイルスB3型が分離されています。感染性胃腸炎からはノロウイルスGII、腸管アデノウイルスが 検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
感染性胃腸炎 横這 横這 横這 横這
ヘルパンギーナ 横這 横這 横這 横這
手足口病 横這 減少 横這 横這
A群溶連菌咽頭炎 減少 横這 減少 横這
水痘 横這 横這 横這 横這
マイコプラズマ肺炎 増加 報告なし × 増加 横這 ×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ マイコプラズマ肺炎発生推移グラフ
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