⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
西部から小児の麻しん患者報告が1件ありました(島根県の麻しん対策指針
に基づく報告)。西日本では依然麻しんの流行が続いていますので注意してください。
腸管出血性大腸菌感染症が2件(浜田圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
腸管出血性大腸菌感染症が2件(浜田圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○手足口病
:9月から県内全域で再流行していましたが、減少に転じました。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域でエコーウイルス30型による流行が起こっていますが、今週の報告数は激 減しました。
○感染性胃腸炎 :中部を中心にノロウイルスによる流行が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :流行の規模は縮小しましたが、中部で流行が続いています。
○咽頭結膜熱 :全県の報告はほとんど無く、流行周期の谷に当たっています。今後、徐々に増加し ますので動向に注意してください。
○RSウイルス感染症 :例年より早く、出雲圏域で報告数が増加し始めています。今後冬季に向かい流行の 拡大に要注意です。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域でエコーウイルス30型による流行が起こっていますが、今週の報告数は激 減しました。
○感染性胃腸炎 :中部を中心にノロウイルスによる流行が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :流行の規模は縮小しましたが、中部で流行が続いています。
○咽頭結膜熱 :全県の報告はほとんど無く、流行周期の谷に当たっています。今後、徐々に増加し ますので動向に注意してください。
○RSウイルス感染症 :例年より早く、出雲圏域で報告数が増加し始めています。今後冬季に向かい流行の 拡大に要注意です。
手足口病からエンテロウイルス71型とコクサッキーA16型が、ヘルパンギーナからコクサッキーA16型とB4
型が、無菌性髄膜炎からエコーウイルス30型が分離されています。感染性胃腸炎からはノロウイルスGIIと
腸管アデノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
手足口病 | ◎ | ◎ | ○ | △ |
感染性胃腸炎 | ○ | ○ | ◎ | △ |
咽頭結膜熱 | △ | × | △ | × |
A群溶連菌咽頭炎 | ◎ | △ | ◎ | ○ |
RSウイルス感染症 | ○ | △ | △ | × |
無菌性髄膜炎 | △ | × | △ | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし