トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症 > 感染症情報トップ > 感染症別
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 週報
グラフ一覧

感染症発生動向調査
対象疾患一覧 感染症法感染症発生動向調査
対象疾患一覧 >全般的留意事項
全般的事項
1 検査方法に関する留意事項
 分離・同定による病原体の検出の「同定」には、生化学的性状、抗血清、PCR法(LAMP法等の核酸増幅法全般をいう。以下同じ。)による同定など、種々の同定方法を含む。
 抗体検査による感染症の診断には、
(1)急性期と回復期のペア血清による抗体の陽転(陰性から陽性へ転じること)
(2)急性期と回復期のペア血清による抗体価の有意上昇
(3)急性期のIgM抗体の検出
(4)単一血清でのIgG抗体の検出による診断もあり得るが、その場合、臨床症状等総合的な判断が必要である。
 のいずれかが用いられる。
 なお、「抗体価の有意上昇」とは、血清の段階希釈を実施する方法を使用した場合において のみ利用可能であり、4倍以上の上昇を示した場合をいう。ただし、ELISA法、EIA法 等、吸光度(インデックス)で判定する検査法においては、この値(4倍)を用いることはで きない。
2 発熱と高熱
 本基準において、「発熱」とは体温が37.5℃以上を呈した状態をいい、「高熱」とは体温 が38.0℃以上を呈した状態をいう。
3 留意点
(1) 本通知に定める各疾患の検査方法については、現在行われるものを示しており、今後開発 される同等の感度又は特異度を有する検査も対象となり得るため、医師が、本通知に定めの ない検査により診断を行おうとする場合は、地方衛生研究所、国立感染症研究所等の専門の 検査機関に確認すること。
(2) 医師が、病原体診断又は病原体に対する抗体の検出による診断を行う場合において、疑義 がある場合は、地方衛生研究所、国立感染症研究所等の専門の検査機関に確認すること。