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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が11件(松江圏域2件、出雲圏域1件、大田圏域2件、浜田圏域1件、益田圏域5件)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が2件(浜田圏域)、 梅毒が4件(雲南圏域1件、出雲圏域3件)、 侵襲性インフルエンザ菌感染症が1件(松江圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が2件(出雲圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が3件(雲南圏域1件、出雲圏域1件、益田圏域1件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19 :(34.5)。 1月と比較するとわずかに増加しました。 ウイルスの型が変異したため、全国的に第10波とみられていますが、島根県も例外ではないようです。 慎重に動向を見守る必要がありますし、引き続き感染対策には十分な配慮が必要です。
〇インフルエンザ :(29.7)。 1月より少し減少し、ピークだった12月の3分の1に減少しました。 報告のおよそ8割は未成年者です。 B型による流行(今シーズンのインフルエンザ流行第2波)がくる可能性がかなり高いと予想されます。 薬剤の品薄も続いています。 感染者の多くは就学者ですので、3学期が終わって春休みに入るまでは収束しないかもしれません。 引き続き危機感を持って動向を見守る必要があります。
発生推移グラフ グラフ凡例
新型コロナウイルス感染症報告推移グラフ インフルエンザ報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の報告が3件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症 が3件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:3件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):1件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :30件。地区別では東部1件(3%)、中部9件(30%)、西部20件(67%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が27件(90%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年12月〜2024年2月の検出結果)
 インフルエンザからAH1pdm型、AH3型及びB型(ビクトリア)が、感染性胃腸炎からノロウイルス咽頭G2・G1、A群ロタウイルスが、結膜熱からアデノウイルス3型、肺・気管支炎からアデノウイルス3型、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスが検出されています。
2023年12月から2024年2月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノパレコインフルエンザRSヒトメタニューモA群ロタ ノロSFTSVEBV新型コロナ合計
131AH1AH3Bvic G1G2
インフルエンザ   993        1738
咽頭結膜熱 4             4
感染性胃腸炎  1      117   10
咽頭炎11             2
肺・気管支炎 2    13       6
SFTS            1  1
COVID-19              149149
その他 4    21     2 9
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