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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2024年11月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が10件(雲南圏域2件、出雲圏域5件、浜田圏域3件)、 腸管出血性大腸菌感染症が2件(出雲圏域)、 日本紅斑熱が4件(出雲圏域)、 レジオネラ症が2件(松江圏域)、 アメーバ赤痢が1件(出雲圏域)、 急性脳炎が1件(浜田圏域)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(松江圏域)、 後天性免疫不全症候群が1件(出雲圏域)、 梅毒が2件(松江圏域1件、浜田圏域1件)、 侵襲性肺炎球菌感染症が2件(出雲圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が2件(出雲圏域)、 百日咳が1件(雲南圏域)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ :(6.7)。 総数248、ほとんどA型のようです。 先月に比しておよそ5倍に増加なので、本格的な流行直前と考えられます。 今シーズンは大流行が予想されますので、12月、1月の動向には十二分な注意が必要です。
〇マイコプラズマ肺炎 :(6.8)。 全国ではマイコプラズマが8年ぶりに大流行しています。 マイコプラズマは細菌とウイルスの中間のような性質で、ウイルスどうしのような緩衝作用は受けにくいとされているので、インフルエンザとマイコプラズマのツインデミックがほぼ確実にくると思って対処すべきです。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ マイコプラズマ肺炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症 が0件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:54件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :17件。地区別では東部2件(12%)、中部11件(65%)、西部4件(24%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が15件(88%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2024年9月〜2024年11月の検出結果)
2024年9月から2024年11月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBパレコエンテロインフルエンザRSV ライノヒトメタニューモサポCMVSFTSV EBV新型コロナマイコプラズマ合計
1216415 668AH1AH3B
インフルエンザ         1011       8  20
RSウイルス感染症    1       12   4 1   18
感染性胃腸炎1              21     4
手足口病  4   1      1        6
咽頭炎102  11          5     19
扁桃炎 2 1                  3
肺・気管支炎 1   1        1 2 3  1826
熱性疾患 1              1     2
SFTS                 2    2
COVID-19                    61 61
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