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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件(雲南圏域1件、大田圏域1件、益田圏域2件)、 腸管出血性大腸菌感染症が1件(出雲圏域)、 レジオネラ症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(浜田圏域)、 梅毒が1件(出雲圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(出雲圏域)、 新型コロナウイルス感染症が6,289件(松江圏域1,349件、雲南圏域828件、出雲圏域2245件、大田圏域206件、浜田圏域588件、益田圏域406件、隠岐圏域167件、登録C圏域500件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) : 12月 474件、 1月 1126件、 2月 2027件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ :(28.8)。 年明け早々から県全域で出始めたA型インフルエンザが、県全体では1月の2倍に増加しました。 特に多かったのは出雲圏域で、次いで浜田・雲南・隠岐・松江圏域でもかなりの報告数でした。 流行がもっとも大きかった出雲圏域では、期間の半ばの第6〜7週がピークで、第8週は少し減少しましたので、これで県全体としても収束に向かうことが期待できます。 しかし、2シーズン流行しなかったインフルエンザですので、社会全体での免疫力が低下しています。 今後の動向には最大限の注意を要します。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 感染性胃腸炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎が松江圏域で5件報告されています。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が0件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症 が4件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :24件。地区別では東部1件(4%)、中部14件(58%)、西部9件(38%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が22件(92%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2022年12月〜2023年2月の検出結果)
 インフルエンザからAH3型、咽頭炎、肺・気管支炎からヒトメタニューモウイルス、エコー6型が検出されています。
2022年12月から2023年2月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBインフルエンザヒトメタニューモノロ 新型コロナ合計
12295AH1 A香港G2
インフルエンザ     168   372
感染性胃腸炎         8 8
咽頭炎・扁桃炎 1     1   2
肺・気管支炎 1     10   11
発疹症   1       1
無菌性髄膜炎    2      2
COVID-19          986986
その他1 1    1   3
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