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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第37週 (9/11〜9/17) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件[1](松江圏域1件[1]、出雲圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症が1件(大田圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○RSウイルス感染症 :県内全域(6.9)の患者報告数は増加し定点当り5.0人を超える流行となっています。出雲圏域(12.2)、松江圏域(9.9)および益田圏域(5.0)で定点当り5.0人以上の流行となっています。雲南圏域(4.0)で流行しているほか、大田圏域(1.0)および浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。例年、乳幼児を中心に冬季に向けて流行する疾患として注意が必要です。
○感染性胃腸炎 :県内全域(3.6)の患者報告数はほぼ横ばいです。浜田圏域および隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○手足口病 :県内全域(2.3)の患者報告数はほぼ横ばいですが、警報レベル終息基準値(2.0)を超える流行が続いています。雲南圏域(7.0)および浜田圏域(5.3)で警報レベル(5.0)を超える流行となっています。益田圏域(2.0)で警報レベル終息基準値(2.0)以上の流行となっているほか、出雲圏域(2.2)および松江圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。隠岐圏域(7.0)で警報レベル終息基準値(4.0)を超える流行となっています。松江圏域(4.1)でやや流行しているほか、大田圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.0)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。出雲圏域(3.6)で注意報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、大田圏域(1.5)および松江圏域(0.1)で患者発生報告があり注意が必要です。
○ヘルパンギーナ :県内全域(0.9)の患者報告数はほぼ横ばいです。出雲圏域(1.8)、松江圏域(1.1)および雲南圏域(1.0)でやや流行しているほか、浜田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○インフルエンザ :松江圏域(1.6)でやや流行しているほか、益田圏域(0.2)および出雲圏域(0.1)で患者発生報告があり、松江・出雲でA型が検出(迅速診断)されています。手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :大田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :松江圏域でA2009型(AH1pdm2009)が検出されています。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスGU、アデノウイルス2型・5型、コクサッキーウイルスB2型が検出されています。
○手足口病 :コクサッキーウイルスA6・A16型、エンテロウイルス71型が検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA2・A5・A6・A10型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :コクサッキーウイルスA10型が検出されています。
○熱性疾患 :コクサッキーウイルスA2型、パラインフルエンザウイルス2型が検出されています。
○肺・気管支炎 :RSウイルス、パラインフルエンザウイルス1型・3型、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
RSウイルス感染症急増増加急増 増加報告なし×
感染性胃腸炎横這横這横這 横這報告なし×
手足口病減少横這横這 減少報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這増加
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
ヘルパンギーナ横這横這横這 減少報告なし×
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
RSウイルス感染症発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ
凡例
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