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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第39週 (9/26〜10/2) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 日本紅斑熱が1件(浜田圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :県内全域(5.9)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(8.3)、出雲圏域(7.8)、雲南圏域(7.0)及び大田圏域(7.0)等、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(4.1)、隠岐圏域(4.0)及び雲南圏域(2.5)でやや流行しているほか、出雲圏域(1.6)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.8)の患者報告数は増加し、過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。特に、雲南圏域(8.0)で増加し警報レベル(6.0)を超える流行となっています。 また、松江圏域(2.0)で流行しているほか、出雲圏域(1.6)、浜田圏域(0.7)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○RSウイルス感染症 :県内全域(1.7)の患者報告数は第38週に比べやや増加しています。出雲圏域(2.6)で増加傾向を示しているほか、松江圏域(2.4)、浜田圏域(2.0)及び雲南圏域(1.0)でやや流行しています。 例年、乳幼児を中心に冬季に向けて流行する疾患として注意が必要です。
○手足口病 :県内全域(1.3)の患者報告数はほぼ横ばいですが、浜田圏域(4.0)及び益田圏域(2.3)で増加しているほか、松江圏域(1.3)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.8)の患者報告数は第38週に比べやや増加しています。特に、益田圏域(2.0)で増加し警報レベル(2.0)の流行となっているほか、松江圏域(1.3)、浜田圏域(0.7)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(3.0)で患者発生報告があるほか、学校欠席者情報収集システムによると、出雲圏域及び大田圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
〇細菌性髄膜炎 :益田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇無菌性髄膜炎 :出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(5.0)の基幹病院定点で増加しているほか、大田圏域(1.0)で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :サポウイルスが8月及び9月に検出されています。また、6月以降検出されていなかったノロウイルスGUが8月に検出されています。
○ヘルパンギーナ :今シーズンは、コクサッキーウイルスA4型が検出されています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型及びライノウイルスが検出されています。8月に入りRSウイルスが検出されています。
○無菌性髄膜炎 :コクサッキーウイルスB3型が9月に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這×増加
流行性耳下腺炎増加横這増加 横這報告なし×
RSウイルス感染症横這横這増加 横這報告なし×
手足口病横這横這横這 増加報告なし×
伝染性紅斑横這横這横這 増加報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
RSウイルス感染症発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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