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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第24週 (6/13〜6/19) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件(雲南圏域1件、益田圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症(0157)が1件(益田圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が1件(大田圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :浜田圏域(0.2)で散発的な患者発生報告があり、B型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(4.5)の患者報告数は減少傾向ですが、大田圏域(12.0)ほか、浜田・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(3.0)の患者報告数は増加しています。特に、出雲圏域(8.8)で急増し警報レベル(6.0)を超える流行となっているほか、雲南圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.2)の患者報告数は第23週に比べ減少していますが、出雲圏域(3.8)、松江圏域(3.6)、雲南圏域(2.5)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(1.2)の患者報告数は第23週に比べ減少していますが、松江圏域(2.6)、出雲圏域(1.6)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.1)の患者報告数はほぼ横ばいですが、益田圏域(4.3)で増加し注意報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(1.4)及び出雲圏域(0.6)で患者発生報告があり注意が必要です。
○伝染性紅斑 :県内全域(1.0)の患者報告数は第23週に比べ減少していますが、出雲圏域(2.6)で警報レベル(2.0)を超える流行が続いているほか、益田圏域(1.0)及び松江圏域(0.9)で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :学校欠席者情報収集システムによると、松江・出雲・大田圏域で患者発生報告があり増加傾向を示しています。夏季に向けて流行の拡大が懸念されます。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :大田圏域(2.0)及び松江圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎(ロタ) :益田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :A群ロタウイルス、サポウイルス及びアストロウイルスが検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型、2型及び3型が検出されています。
○熱性疾患 :乳児からパレコウイルス3型が検出されています。新生児の場合、敗血症や髄膜脳炎など重症となる場合があり注意が必要です。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。
○風しん(疑い症例) :伝染性紅斑の病因となるパルボウイルスB19が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這減少 横這横這×
ヘルパンギーナ増加横這急増 増加横這
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這×
咽頭結膜熱減少横這減少 横這報告なし×
流行性耳下腺炎増加横這横這 増加報告なし×
伝染性紅斑横這横這横這 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
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