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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第22週 (5/30〜6/5) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が12件[8](浜田圏域11件[8]、益田圏域1件)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :県内全域(0.1)の患者報告数は減少していますが、雲南圏域(0.3)及び出雲圏域(0.2)で散発的な患者発生報告があり、B型が医療機関で検出(迅速診断)されています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(6.1)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(11.0)及び松江圏域(10.0)等、各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.8)の患者報告数は第21週に比べやや増加しています。松江圏域(4.6)及び出雲圏域(4.4)等、浜田・益田圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(2.6)の患者報告数は増加傾向が続いており、特に、出雲圏域(7.0)では警報レベルを超える流行が続いています。また、松江圏域(3.0)で増加し警報レベル(3.0)の流行となっているほか、雲南圏域(1.0)及び浜田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。うがい・手洗いの励行等感染予防を心掛けましょう。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(1.6)の患者報告数は増加しています。大田圏域(3.0)、出雲圏域(2.6)及び松江圏域(1.9)等、各圏域で患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。
○伝染性紅斑 :県内全域(1.3)の患者報告数は増加傾向です。特に、出雲圏域(3.8)で警報レベル(2.0)を超える流行が続いているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(0.9)の患者報告数は第21週に比べ増加しています。益田圏域(2.0)及び松江圏域(1.4)等、雲南・隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(3.0)及び浜田圏域(1.0)で患者発生報告があるほか、学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域及び益田圏域で患者発生報告があります。夏季に向けて流行の拡大が懸念されます。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(2.0)の基幹病院定点で患者発生報告が続いています。
○感染性胃腸炎(ロタ) :松江圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :A群ロタウイルス及びノロウイルスGUが検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス3型及びアデノウイルス1型が検出されています。
○熱性疾患 :ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが、また、新生児の症例からパレコウイルス3型が検出されています。
○肺・気管支炎 :ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが散発的に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這
A群溶連菌咽頭炎横這横這増加 横這横這
咽頭結膜熱増加増加増加 横這報告なし×
ヘルパンギーナ増加増加増加 増加横這
伝染性紅斑増加横這増加 横這報告なし×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
ヘルパンギーナ発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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