トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症対策 > 感染症情報トップ > 月報
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 月報
グラフ一覧

前月へ 島根県感染症情報(月報) 2014年6月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が12件[4](松江圏域8件[3]、出雲圏域4件[1])、腸管出血性大腸菌(O157)感染症が1件(益田圏 域)、A型肝炎が1件(浜田圏域)、アメーバ赤痢が1件(出雲圏域)、クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(松 江圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算):4月 1,844件 5月 1,509件 6月 1,649件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
○咽頭結膜熱 :(3.3)。出雲圏域(6)及び松江圏域(5)で流行が続いていましたが、両圏域ともに第26週には減少して います。
○A群溶連菌咽頭炎 :(14.9)。益田圏域(24)及び松江圏域(23)で大流行し、出雲圏域(13)及び浜田圏域(8)でも患者報告数 が多い状態です。山陰地方は全国的にも報告が多い状態となっています。
○感染性胃腸炎 :(36.3)。松江圏域(63)で大流行となり、雲南圏域(45)、大田圏域(38)及び出雲圏域(30)でも患者報 告数が多い状態となっています。
○手足口病 :(1.2)。松江圏域(3)で5月末から漸増しています。
○ヘルパンギーナ :(6.7)。全県で急速に流行が拡大しています。中部(10)及び松江圏域(8)で患者報告数が多くなって います。
発生推移グラフ グラフ凡例
ヘルパンギーナ報告推移グラフ A群溶連菌咽頭炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 患者発生報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が11件、性器ヘルペスウイルス感染症が3件、尖圭コンジローマが2件、淋菌感染症が3件の患者報告 がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎 :1月以降の累計は57件で、その内、大田圏域が28件(49%)を占めています。
○感染性胃腸炎(ロタ) :4月(25件)及び5月(36件)は患者報告が多くありましたが、第23週(6件)以降、散発的な報告となっ ています。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :2012年及び2013年の月平均件数はそれぞれ28.7件及び35.4件でしたが、本年は6月 までの月平均件数が39.5件となり漸増しています。
2.病原体検出情報(6月までの検出結果)
 ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA4型を主体にコクサッキーA10型、エンテロウイルス71型、ライノウイルスが検 出されています。コクサッキーウイルスB1型が中部の無菌性髄膜炎から検出されているほか、東部、西部の咽頭炎・熱性疾 患からも検出されています。感染性胃腸炎からはノロウイルスG1、G2型をはじめ、A群ロタウイルス、サポウイルス、腸管ア デノウイルス等多種類のウイルスが検出されています。
2014年5月から 2014年6月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBパレコエンテロパラインフルエンザライノ ヒトボカサフォードカルディオ腸管アデノA群ロタノロ サポ合計
123454 10137113 G1G2
咽頭結膜熱231          2 1      9
感染性胃腸炎1  21           243114 28
手足口病         11           2
ヘルパンギーナ 1   41   1  1        8
咽頭炎 1     3              4
肺・気管支炎2          1111       6
熱性疾患1    2 1       1      5
無菌性髄膜炎       6              6
島根県感染症情報センター カウンター