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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2011年2月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 腸管出血性大腸菌感染症が6件(出雲圏域)、レジオネラ症が1件(出雲圏域)、結核が 32件(松江圏域27件、雲南圏域1件、出雲圏域2件、浜田圏域2件)、風しんが1件(出雲 圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数の12月 2,315件(4週換算)、1月 4,179件、2月3,623件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
○インフルエンザ :(54.6)。第3週[25.3]をピークに下降していましたが第7週[11.9]、第8週[11.4]と横這いの状況 です。出雲圏域(90)及び大田圏域(79)は2月の間、横這い状態が続き、報告数は前月より増加しま した。年齢別では、5〜9歳代が増加し、成人が減少しています。隣県の山口県は第8週に大流行と なっています。
○感染性胃腸炎 :(39.8)。先月後半に再燃したまま横這いの状況が続いています。圏域別では、隠岐(74)、大 田(63)及び松江(52)で特に多く、益田と浜田で少ないです。
○A群溶連菌咽頭炎 :(8.8)。圏域別で、雲南(23)で大流行が続き、松江(11)も増加しました。隠岐(13)及び出雲(10) も先月に引き続き多いです。全国的に2月として最大規模となっています。
○流行性耳下腺炎 :(8.1)。圏域別でh、松江(8)は半減しましたが、大田(20)で大流行となり、中部(6)でも多いです。
○水痘 :(4.3)。先月より半減しました。
○伝染性紅斑 :(1.7)。出雲圏域(6)で先月より小流行しています。全国的に流行期になってきています。
○RSウイルス感染症 :東部(14件)、中部(22件)及び西部(28件)でいずれも漸減しています。7月からの累計は東部170 件、中部137件、西部82件、計389件となりました。(過去最多の2008/09シーズンの同期は計322 件)。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 感染性胃腸炎報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎は0件、流行性角結膜炎は1件の患者報告がありました。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が9件、性器ヘルペスウイルス感染症が0件、尖圭コンジローマが1件、淋菌感染症が4件でし た。過去10年間を通して報告患者数に大きな増減はなく、また、患者の年齢層も性活動の活発な20代から40代が大多 数を占めています。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎 ○マイコプラズマ肺炎 ○メチシリン耐性黄色ブ球感染症 ○今月より薬剤耐性アシネトバクター感染症が基幹病院定点報告疾患となりました。
2.病原体検出情報(2月までの検出結果)
 インフルエンザからは主に新型(AH1pdm)インフルエンザウイルスが検出されていますが、季節性のA香港型(AH3)及 びB型インフルエンザウイルスも少数検出されています。感染性胃腸炎からは主にノロウイルスG2型が検出されていま すが、A群ロタウイルスも検出され始めました。
2010年12月 から 2011年2月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノA群ロタノロウイルスインフルエンザRSウイルスサルモネラ合計
125G1G2新型A香港型B型
インフルエンザ      1093812  159
感染性胃腸炎  13234    141
肺・気管支炎      3  1 4
咽頭結膜熱11         2
咽頭炎  1     1  2
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