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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2010年8月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 腸管出血性大腸菌感染症が1件(大田圏域)、クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲 圏域)、後天性免疫不全症候群が1件(松江圏域)、レジオネラ症が1件(松江圏域)、結核 が12件(松江圏域2件、雲南圏域3件、出雲圏域4件、浜田圏域1件、益田圏域1件、隠岐圏域1件)報告されています。 定点からの報告患者数の月間合計6月 1,518件(4週換算) 7月 1,314件 8月 1,233件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
○感染性胃腸炎 :(21.0)。 非流行期です。松江圏域(41)及び大田圏域(30)の報告がやや多いです。

○流行性耳下腺炎 :(9.8)。 全県的に発生していますが、松江圏域(28)で流行が急拡大しています。
○ヘルパンギーナ :(8.4)。 全県的に第29週より同程度の報告数が続いています。隠岐圏域(19)では第34週に流行 が拡大しました。松江圏域(14)も多かったです。全国ではここ10年で2003年に匹敵する大流行と なっていますが、本県は普通規模です。
○手足口病 :(5.0)。 今年は2006年以降で最大の流行でしたが、第32週以降、急速に縮小しました。大田圏 域(28)では第31週に急峻なピークがありました。
発生推移グラフ グラフ凡例
流行性耳下腺炎報告推移グラフ ヘルパンギーナ報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎の報告患者数は各々1名で、現在のところ両疾患とも大規模に流行する兆しはあ りません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が10件、性器ヘルペスウイルス感染症が4件、尖圭コンジローマが3件、淋菌感染症が6件で、 ここ数年患者報告数に大きな増減は起こっていません。また、8月の患者の年齢別では10代から60代と幅広い年齢層に 拡がっています。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎 :出雲圏域で乳児の1件。小児では2006年以降、乳児 6件、1〜4歳2件、5〜9歳2件が報告されて います。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域で乳児2件と成人1件の報告がありました。本年の累計は18件です。
○マイコプラズマ肺炎 :出雲圏域で15歳未満1件と成人1件の報告がありました。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :東部と中部で60歳以上の各1件の報告がありました。本年の累計は4件です。
2.病原体検出情報(8月までの検出結果)
 感染性胃腸炎からはA群ロタウイルス等の多種類のウイルスが、手足口病からはエンテロウイルス71型が、ヘルパン ギーナからはコクサッキーA2型、A4型、B1型、B2型及びB4型と多種類の型が検出されています。
2010年6月 から 2010年8月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBエコーパラインフルエンザポリオエンテロ腸管アデノA群ロタノロウイルスサポ合計
2241246253171G1
感染性胃腸炎   11 1  2 121211
手足口病          10    10
ヘルパンギーナ 11111         5
無菌性髄膜炎1  1 1    1    4
熱性疾患     1 11 1    4
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