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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 アメーバ赤痢が2件(出雲圏域)、ウイルス性肝炎が1件(松江圏域)、劇症型溶血性 レンサ球菌感染症が1件(出雲圏域)、結核が12件(松江圏域4件、雲南圏域1件、出雲 圏域1件、浜田圏域3件、益田圏域2件、大田圏域1件)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
報告患者数の月間合計は、2月 3,936件、3月 3,544件、4月 2,175件※(※4週換算)
○インフルエンザ :(16.0)。県内全域で、終息に向かっていますが、第18週の定点あたりの報告件数は、隠岐 圏域(7)、大田圏域(4)、一番少ない浜田圏域(2)でも、1未満になった圏域はありませんで した。  11月以降、累計で8,220件となり、累計からは、大流行シーズンと同程度ですが、むし ろ少ない印象でした。流行の期間が長期に渡ったこと、流行の地域差が大きかったこと、 流行の二峰性があったことが、その原因と思われます。
○感染性胃腸炎 :(50.2)。12月以降、2月を除き1,000件以上の報告が続いています。東部(78)は、第12,13 週をピークに漸減していますが、中部(61)、大田圏域(63)、隠岐圏域(24)では、第16週に 急増しています。浜田圏域(7)、益田圏域(5)では、流行はありませんでした。
○水痘 :(6.7)。全県では、12月より横ばいに推移しました。東部(13)で多かったです。
○RSウイルス感染症 東部1件、中部1件、西部2件で、流行は、ほぼ終息しました。9月からの累計は、339件とな りました。
発生推移グラフ グラフ凡例
感染性胃腸炎報告推移グラフ インフルエンザ報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎は患者報告はなく、流行性角結膜炎は2名の患者報告がありました。急性出血性結膜炎 は過去10年間に大きな規模の流行は起こっていません。また、最近の流行性角結膜炎の流行は2〜3年間隔で起こ っています。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が12件、性器ヘルペスウイルス感染症が4件、尖圭コンジローマが0件、淋菌感染症が6 件でした。年齢別では10代から60代と幅広い年齢層で報告がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎 :雲南で1〜4歳2件、10〜14歳1件で、本年の累計は、雲南圏域12件、出雲圏域4件です。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :40件。4月は、報告数の男女差が3.4:1と大きかったです。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。本年の累計4件と少ないです。
2.病原体検出情報(4月までの検出結果)
 感染性胃腸炎からはノロウイルスGII型に加え、A群ロタウイルス及びノロウイルスGT型が検出されています。 インフルエンザからはインフルエンザウイルスB型に加え、インフルエンザウイルスAソ連型及びインフルエンザ ウイルスA香港型が分離されています。
2009年2月 から 2009年4月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBエコーポリオA群ロタノロウイルスインフルエンザカンピロバクター合計
3102911301GTGIIAソ連A香港
インフルエンザ  2       711840 131
感染性胃腸炎1 1111127523   768
無菌性髄膜炎    2         2
咽頭結膜炎      1       1
手足口病 1            1
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