保環研動向調査トップトピックス疾患別カレンダー2005年第7週(2月第3週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2005年 第7週 (2/14〜2/20)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)リンク⇒IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 後天性免疫不全症候群が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :全県でインフルエンザが流行し、定点当たり25.4人と先週の1.5倍に増加しました。特に 浜田・益田圏域では3〜4倍に急増しています。浜田・出雲圏域からA型ウイルスが確認され ています。中国地方はB型ウイルスが主流ですが、関東・東海などの患者数が特に多い地方 ではA香港型が流行している傾向にあり、今後の流行が懸念されます。
○感染性胃腸炎 :全県でノロウイルスによると思われる流行はピークを越え、報告数が急減し、集団発生 も報告されていません。しかし、ロタウイルスによると思われる胃腸炎が増加しています ので、油断することなく、感染予防に気を付けてください。
○A群溶連菌咽頭炎 :中部地区で患者数が多い状態が続いています。
○手足口病 :益田圏域でやや多い患者数となっています。
○水痘 :流行期ですが、平年に比べやや患者数が少なくなっています。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザは各地区でB型が検出されていますが、東部でA香港型が1件分離されているほか、浜田・出雲 圏域でA型ウイルスが検出され、西部ではA型による集団発生も確認されています。胃腸炎では全県でノロウイル スGIIが検出され、各施設での感染事例からもノロウイルスGIIが検出されています。A群ロタウイルスは12月か ら検出され、検出数が増加しています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 増加 増加 増加 増加
A群溶連菌咽頭炎 減少 横這 横這 横這
感染性胃腸炎 減少 減少 減少 減少
水 痘 横這 横這 横這 横這
手足口病 横這 横這 横這 × 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這 ×
インフルエンザ流行情報

流行の推移急増:急増 増加:増加傾向 急減:急減 減少:減少傾向 横這:横這 報告なし:報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
インフルエンザ発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
水 手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧