保環研動向調査トップトピックス疾患別カレンダー2005年第4週(1月第4週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2005年 第4週 (1/24〜1/30)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)リンク⇒IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 腸管出血性大腸菌感染症が3件(隠岐圏域)、アメーバ赤痢が1件(松江圏 域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :全県でインフルエンザが流行し、報告数は先週の3倍に増加しました。第4週には東中部の 10の学校で閉鎖処置がとられました。東西部の患者からB型ウイルスが分離されています。こ れからインフルエンザが急激に流行すると思われますので、うがいや手洗い等の感染予防対 策を始め、栄養や睡眠を十分にとり体力を付けるようにしましょう。
○感染性胃腸炎 :全県で猛威を振るっていますが、報告患者数はピークを越えたようです。手洗いを十分に し、二枚貝は十分に加熱して食べるようにし、感染予防に気を付けてください
○手足口病 :西部で再び報告数が増加していますので、注意が必要です。
○水痘 :12月のピークの後、患者数は減少傾向にありますが、春までは患者数が多い状態で推移す るものと思われます。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザは東・西部でB型が検出されています。全県で胃腸炎患者からノロウイルスGIIが検出され、 各施設での感染事例からもノロウイルスGIIが検出されています。松江圏域の食中毒事例からはノロウイルスGI およびGIIが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 増加 増加 増加 増加
A群溶連菌咽頭炎 増加 横這 増加 横這
感染性胃腸炎 増加 横這 増加 増加
水 痘 減少 減少 減少 減少
手足口病 横這 横這 横這 増加
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 × 横這 ×
インフルエンザ流行情報

流行の推移急増:急増 増加:増加傾向 急減:急減 減少:減少傾向 横這:横這 報告なし:報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
インフルエンザ発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
水 手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧