保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第53週(12月第5週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第53週 (12/27〜1/2)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 破傷風が1件(出雲圏域)、A型肝炎が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :年末の休日に入っているため今週の患者報告はありませんが、例年1月に入ると患者数が 増加します。うがいや手洗い等の感染予防対策を始め、栄養や睡眠を十分にとり体力を付け るようにしましょう。
○感染性胃腸炎 :各地区で患者数が急増しています。2枚貝等の生食による感染が増加するほか、患者から の2次感染も増加します。洗いを十分にし、魚介類は十分に加熱して食べるようにし、感染 予防に気を付けてください。
○咽頭結膜熱 :12月上旬から松江圏域で患者数が多い状態が続いています。
○手足口病 :流行は減少傾向にありますが、流行当初の原因ウイルスとは別のウイルスが分離されてお り、患者数の減少が鈍っています。
○水痘 :冬期は水痘の流行シーズンで、県内各地区で流行しています。
3)主な病原体の分離状況
 感染性胃腸炎からノロウイルスG2が検出され、集団発生も見られています。手足口病からは当初流行してたコ クサッキーA16型に加えコクサッキーA6型も分離されています。無菌性髄膜炎からは夏期に流行したエコー18型 に替わりエコー6型が分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 横這 × 報告なし × 横這 × 横這 ×
咽頭結膜熱 横這 横這 横這 × 横這 ×
感染性胃腸炎 増加 急増 増加 増加
A群溶連菌咽頭炎 減少 減少 減少 横這
水痘 増加 増加 増加 横這
手足口病 減少 減少 減少 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

インフルエンザ発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧