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島根県感染症情報(週報) 2004年 第30週 (7/19〜7/25)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 腸管出血性大腸菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○咽頭結膜熱 :減少傾向にありますが、依然例年より多い状況が続いている。
○感染性胃腸炎 :夏期は食中毒原因菌による細菌性下痢症が増加します。食品の保存温度に注意しましょう。
○流行性耳下腺炎 :患者数は横ばい状態です。今後、流行の中心が県東部に移動してくることも考えられます。
○伝染性紅斑 :報告患者数は少ないものの、報告が続いています。
○手足口病 :目立った動きはなく、流行していません。
○ヘルパンギーナ :流行はピー クを過ぎたようですが、全県で流行が続いています。
○無菌性髄膜炎 :松江圏域からの報告が多くなっています。例年に比べ患者数が多いようです。
3)主な病原体の分離状況
 無菌性髄膜炎からエコー18型ウイルスが検出されています。咽頭結膜熱からは、アデノウイルス3型をはじめ、 1型・2型が分離されています。ヘルパンギーナからはコクサッキーA2,4型が分離されています。 腸管出血性大腸菌O157が乳幼児とその家族から検出されました。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
咽頭結膜熱 横這 増加 減少 横這 ×
感染性胃腸炎 横這 減少 横這 横這
手足口病 横這 横這 × 横這 横這 ×
伝染性紅斑 横這 横這 × 横這 横這 ×
ヘルパンギーナ 減少 減少 横這 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

咽頭結膜熱発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
伝染性紅斑発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧