保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第19週(5月第1週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第19週 (5/3〜5/9)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :東中部地域と大田圏域では患者数が減少し終息に向かっています。浜田、益田圏域での B型の流行も減少傾向にあります。
○咽頭結膜熱 :例年に比べ患者数が多い状態にあります。
○感染性胃腸炎 :A群ロタウイルスの流行も減少しはじめました。A群ロタウイルスの罹患年齢は1歳から3歳 までの乳幼児で、主な感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :初夏の流行期にあたり、患者数が増加しています。 松江・出雲圏域で流行が見られます。
○流行性耳下腺炎 :山口県で流行しており、益田圏域でも流行が続いています。
○風しん :関東・九州を中心に患者数が増加していますが、島根県では今のところ患者報告はありません。
○ヘルパンギーナ :例年より2〜3週早く報告が増加し始めています。5月下旬には流行期に入ると思われます。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザの流行は終息しつつあり、A香港型(AH3)ウイルスは分離されなくなりました。しかし、西部地 域でB型ウイルスが引き続き分離されて、東部でもB型が分離されています。 感染性胃腸炎からは、A群ロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 横這 横這 横這 横這
感染性胃腸炎 減少 減少 横這 減少
咽頭結膜熱 減少 横這 減少 横這
水痘 増加 増加 増加 横這
A群溶連菌咽頭炎 横這 横這 横這 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
水痘発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧