保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第15週(4月第2週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第15週 (4/5〜4/11)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
※第15週から松江圏域の患者定点の変更に伴い、報告数に増減があります。しばらくの期間、松江圏域の動向 は静観する必要があります。
○インフルエンザ :患者数が減少し終息に向かっていますが、浜田圏域ではやや増加傾向がみられます。
○咽頭結膜熱 :松江・出雲・益田圏域で報告がみられています。
○A群溶連菌咽頭炎 :広範な地域から報告されていますが、中西部圏域で減少傾向にあります。
○感染性胃腸炎 :しばらく流行状態が続きそうです。罹患年齢は1歳から4歳までの幼児が中心となっています。感染経路 は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :水痘は1月を中心とした冬期と、5月と中心とした初夏の2峰性に流行します。今後初夏の流 行に向けて徐々に患者数が増加していく思われます。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で流行が続いています。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザの流行は終息しつつありますが、A香港型(AH3)ウイルスおよびB型ウイルスが引き続き分離され ています。 感染性胃腸炎からは、A群ロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 横這 横這 横這 横這
感染性胃腸炎 増加 増加 横這 横這
伝染性紅斑 横這 横這 横這 横這
A群溶連菌咽頭炎 減少 横這 減少 減少
水痘 横這 増加 横這 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧