保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第7週(2月第2週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第7週 (2/9〜2/15)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :流行が急激に拡大していましたが、報告数の伸びが鈍くなりました。今週が流行のピークに なると思われます。県下各地からA香港型ウイルスが分離されています。予防は不要・不急な 人込への出入りを避けること、うがいと手洗い、罹ったらうつさないことが重要です。
○咽頭結膜熱 :出雲・益田圏域で増減を繰り返しながら報告があり、依然として多い状態が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :松江・雲南・浜田圏域からの報告が多くあり、気温の低下によりしばらく発生が 続くと思われます。
○感染性胃腸炎 :減少傾向にあった発生数も、東・中部で下げ止まっています。罹患年齢は1歳から9歳まで幅 広くみられます。感染経路は経口感染が中心です。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :多発期のピークは過ぎたようですが、この後もしばらく流行期が続きます。
○流行性耳下腺炎 :数年周期の流行の底にあたり報告数は少ないですが、僅かながら増加が認められます。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザは県下東・中・西部の病原体検査定点からA香港型(AH3)ウイルスが分離されています。感染性 胃腸炎は例年11〜12月と1月下旬〜2月の2峰性の発生がみられます。前半のピークはノロウイルスによる流行 ですが、後半のピークの原因となるロタウイルスも検出されるようになっています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 増加 増加 増加 増加
感染性胃腸炎 減少 横這 横這 減少
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這
マイコプラズマ肺炎 横這 横這 × 横這 報告なし ×
水痘 減少 横這 減少 横這
A群溶連菌咽頭炎 横這 横這 横這 横這
インフルエンザ流行情報

流行の推移急増:急増 増加:増加傾向 急減:急減 減少:減少傾向 横這:横這 報告なし:報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
マイコプラズマ肺炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧