保環研動向調査トップケイタイカレンダー2003年第48週(11月第4週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2003年 第48週 (11/24〜11/30)
県内情報(概況)定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)
県内感染症情報(概況).
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 細菌性赤痢が1件(雲南圏域)、腸管出血性大腸菌感染症が1件(大田 圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
冬に流行する感染症の患者数が多くなってきました。
○咽頭結膜熱 :益田・松江圏域から2例が報告されています。全国各地でも高い水準で発生が続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :多くの患者発生がみられていた東・中部でも減少し、平年なみの発生状況で推移しています。
○感染性胃腸炎 :これまで報告のなかった益田圏域でも発生がみられ、県下各地で流行期に入っています。 罹患年齢は4歳以下に多くなっています。
○水痘 :年間で最も発生の多くなる季節になり、増加しています。
○流行性角結膜炎 :西部から報告があり、依然多い状態が続いています。
○マイコプラズマ肺炎 :東部から1例の報告がみられています。
3)主な病原体の分離状況
 感染性胃腸炎からエンテリックアデノウイルス、カンピロバクターが検出されています。無菌性髄膜炎・上気道 炎からは、エコー6型、コクサッキーB1型ウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 横這 × 報告なし × 横這 × 横這 ×
咽頭結膜熱 横這 横這 報告なし × 横這
A群溶連菌咽頭炎 減少 減少 横這 横這 ×
感染性胃腸炎 増加 増加 横這 増加
水痘 横這 横這 横這 横這
流行性角結膜炎 横這 横這 × 横這 × 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
感染性胃腸炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧