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島根県感染症情報(週報) 第8週(2/17〜2/23)

県内情報(概況)定点報告患者数 |全国発生情報 |全数把握疾患(全国)

全国感染症発生情報(概況:第7週のIDWRより).

1)全数報告の感染症
   1類感染症: 報告なし
2類感染症: コレラ1例(推定感染地:タイ、疑似症)、細菌性赤痢8例(推定感染地:国内5例、インドネシア、カン ボジア、ペルー各1例)、腸チフス3例(推定感染地:フィリピン、タイ/バングラディッシュ各1例、タイ/カン ボジアの1例は疑似症)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症9例(うち有症者6例)
4類感染症: アメーバ赤痢3例(推定感染地:国内1例、グアム1例、その他1例)、ツツガムシ病1例、デング熱1例 (デング出血熱、推定感染地:タイ)、レジオネラ症2例、 急性ウイルス性肝炎2例{B型1例(推定感染経路:不明)、CMV1例}、クロイツフェルト・ヤコブ病1例(孤発性)、 後天性免疫不全症候群6例{無症候4例、AIDS2例、感染経路:性的接触5例(同性間1例、異性間4例)、不明
1例}、梅毒6例(早期顕症3例、晩期顕症2例、無症候性1例)
2)定点把握の対象となる4類感染症(週報対象のもの)
    定点当たり報告数が過去5年間の同時期と比べて特別多い疾患はなかったが、風疹の定点当たり報告数が前 週の2倍に増え、岡山県(0.5)からの報告が半数を占めた。麻疹(成人麻疹を除く)の定点当たり報告数は全体 としては大きな変化はないが、宮崎県(前週の0.4から0.8)からの報告数が2倍に増加している。流行性耳下腺 炎の定点当たり報告数は、秋田県(前週の1.6から2.6)からの報告が増えている。感染性胃腸炎と水痘の定点 当たり報告数は全国的にはわずかながら減少したが、前者は依然として15都道府県から2桁の報告があり、特 に大分県(第3週8.9から20.1)では4週連続して定点当たり報告数が増加した。後者は、2週間連続して沖縄県 (7.2)と宮崎県(4.2)で大きく増加し、九州・沖縄地域で定点当たり報告数が3.14と他地域の約2倍となった。 インフルエンザは3週連続で定点当たり報告数が減少し、20.4となった。広島県(5.7)を除くすべての都道府 県で定点当たり報告数は2桁であるが、秋田県(前週の28.1から29.7)以外の都道府県では前週より減少した。 成人麻疹と急性脳炎(日本脳炎を除く)の定点当たり報告数は減少した。

全国情報(2003年 第8週)定点あたり報告数
2003年 第8週全国ブロック中国地区
区分全国北 海 道東 北関 東中 部近 畿中四国九州沖縄鳥取県島根県岡山県広島県山口県



定点数4727230401126676785954266229388411970
インフルエンザ15.613.824.214.815.714.813.015.314.810.711.53.015.3


定点数30501452528225415423454031923547549
咽頭結膜熱0.1-0.10.10.10.10.10.10.1-0.10.20.1
A群溶連菌咽頭炎1.21.81.31.01.50.71.21.22.80.50.40.72.4
感染性胃腸炎9.62.88.48.88.68.411.315.79.86.67.715.515.8
水 痘1.81.61.41.41.81.42.13.32.51.22.21.82.3
手足口病0.1-0.10.10.10.10.10.2---0.10.1
伝染性紅斑0.20.70.30.20.20.10.20.10.30.10.10.10.4
突発性発疹0.60.60.70.60.70.60.60.80.80.50.30.70.9
百日せき--------0.1--0.1-
風しん----------0.2--
ヘルパンギーナ-------0.1---0.10.1
麻しん0.1-0.20.1---0.1-----
流行性耳下腺炎0.60.41.00.40.50.60.60.71.50.60.70.50.7

定点数635296116810713464723312209
急性出血性結膜炎-------0.1----0.2
流行性角結膜炎0.70.40.40.90.30.51.11.31.0-1.11.10.9

定点数47124638676657384585218
急性脳炎-------------
細菌性髄膜炎-------------
無菌性髄膜炎-------------
マイコプラズマ肺炎0.2-0.2-0.20.20.20.2--0.60.1-
クラミジア肺炎---0.1---------
成人麻疹---0.1---------