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島根県感染症情報(週報) 第4週(1/20〜1/26)

県内情報(概況)定点報告患者数 |全国発生情報 |全数把握疾患(全国)

全国感染症発生情報(概況:第3週のIDWRより).

1)全数報告の感染症
   1類感染症: 報告なし
2類感染症: 細菌性赤痢6例(推定感染地:国内1例、インドネシア2例、インド、ペルー各1例、不明1例)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症2例(すべて有症者)
4類感染症: アメーバ赤痢7例(推定感染地:国内6例、不明1例)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(創部感染、 61歳)、ツツガムシ病3例、レジオネラ症2例、
急性ウイルス性肝炎6例{A型6例(推定感染地:すべて国内)}、クロイツフェルト・ヤコブ病1例(孤発性)、
後天性免疫不全症候群7例{すべて無症候、感染経路:すべて同性間性的接触}、梅毒3例(無症候性1例、早期 顕症1例、先天梅毒1例)、マラリア2例{三日熱マラリア1例(推定感染地:ブラジル)、熱帯熱マラリア1例(推 定感染地:ガーナ)}
2)定点把握の対象となる4類感染症(週報対象のもの)
    インフルエンザの定点当たり報告数は急速に増加し、過去5年間の同時期に比べやや多い29.15となった。 すべての都道府県で定点当たり報告数が7.0を超え、特に沖縄県(82.2)、宮崎県(69.3)、鹿児島県(64.6)から の報告が多い。
 他の疾患の定点当たり報告数は、過去5年間の同時期と比べて多くなってはいない。A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎と感染性胃腸炎は前週と比べて大きな変化はないが、依然として前者は富山県(2.6)から、後者は宮城 県(14.0)、宮崎県(12.3)、三重県(11.3)からの報告が多い。風疹と麻疹(成人麻疹を除く)の定点当たり報告 数は、それぞれ0.01と0.04と少ないが、前者では岡山県(0.2)からの報告が約半数と多く、後者では宮崎県(0.6) と福島県(0.3)とで約3割を占めた。急性脳炎(日本脳炎を除く)の定点当たり報告数が0.01とわずかに増加し た。水痘の定点当たり報告数は減少したが、都道府県別では沖縄県(3.5)からの報告数が多い。マイコプラズ マ肺炎(0.15)の報告数は減少したが、引き続き東北地方(0.35)の定点当たり報告数が他地区に比して多い。

全国情報(2003年 第4週)定点あたり報告数
2003年 第4週全国ブロック中国地区
区分全国北 海 道東 北関 東中 部近 畿中四国九州沖縄鳥取県島根県岡山県広島県山口県



定点数4729230400126976785954266229388411970
インフルエンザ38.519.820.335.352.730.843.151.939.752.142.528.462.1


定点数30491452518225415423454031923547549
咽頭結膜熱0.1-0.2--0.10.10.1---0.10.1
A群溶連菌咽頭炎1.01.21.31.01.20.71.01.11.40.30.50.61.7
感染性胃腸炎8.02.69.98.96.87.07.510.310.05.95.59.68.8
水 痘2.11.62.11.62.31.82.23.01.71.12.01.93.2
手足口病0.1-0.10.10.10.10.10.20.1--0.10.2
伝染性紅斑0.21.40.30.20.20.10.20.10.80.10.10.10.3
突発性発疹0.60.50.70.60.60.60.60.80.70.30.40.60.8
百日せき--------0.1----
風しん-------------
ヘルパンギーナ------0.1-----0.1
麻しん--0.1----0.1-----
流行性耳下腺炎0.40.50.90.30.50.40.50.50.90.40.70.40.4

定点数635296116810713464723312209
急性出血性結膜炎----------0.1--
流行性角結膜炎0.90.70.61.20.40.51.01.71.3-0.80.51.4

定点数47124638676657384585218
急性脳炎-------------
細菌性髄膜炎-------------
無菌性髄膜炎-------------
マイコプラズマ肺炎0.2-0.50.10.20.10.2---1.00.4-
クラミジア肺炎-------------
成人麻疹--0.1----------