島根県感染症発生動向調査

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島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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島根県感染症情報（週報）　第36週（9/2～9/8）

県内感染症情報（概況）.

１）全数報告感染症（１～４類感染症）

腸管出血性大腸菌感染症が１件（松江）報告されています。

腸管出血性大腸菌感染症報告状況
	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	計
平成１３年	1	2	2	32	46	5	6	-	94
平成１４年	-	9	6	4	3	1			23

２）定点報告４類感染症

○感染性胃腸炎 ：9月の発生数としては例年より多い報告が出雲・大田圏域を中心にみられています。
○水　　　痘 ：年間で最少の患者発生となる9月に向かって減少しています。
○流行性耳下腺炎 ：増減を繰り返しながら東・中部から報告があります。
○手足口病 ：１～4歳で増加傾向にあります。
○ヘルパンギーナ ：松江圏域で再び増加がみられています。

３）主な病原体の分離状況

引き続いてエコー13型ウイルスが無菌性髄膜炎、咽頭炎、感染性胃腸炎等の幅広い疾患から分離されています。８月の検出では非常に稀な例として小型球形ウイルス(SRSV、NV)が感染性胃腸炎から高頻度に検出されています。

主な感染症の流行状況

疾患名	全県	東部	中部	西部
感染性胃腸炎	△	△	○	△
手足口病	○	○	○	○
ヘルパンギーナ	○	○	△	○
伝染性紅斑	○	×	○	△
流行性耳下腺炎	○	○	○	△
流行性角結膜炎	△	×	×	△