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島根県感染症情報(週報) 第22週(5/27〜6/2)

県内情報(概況)定点報告患者数 |全国発生情報 |全数把握疾患(全国)

全国感染症発生情報(概況:第21週のIDWRより).

1)全数報告の感染症
     1類感染症: 報告なし
2類感染症: 細菌性赤痢7例(1例は疑似症から否定された。推定感染地:インド2例、インドネシア、ベトナム各1例、 不明2例)、腸チフス1例(推定感染地:インド)、パラチフス1例(推定感染地:バングラデシュ)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症87例(うち有症者52例)
4類感染症: アメーバ赤痢4例(推定感染地:すべて国内)、オウム病1例、Q熱1例、ジアルジア症1例(推定感染地: 国内)、ツツガムシ病6例、レジオネラ症2例、
急性ウイルス性肝炎14例{A型7例、B型3例(感染経路:性的接触2例、不明1例)、EBウイルス2例、不明2例}、 クロイツフェルト・ヤコブ病1例(孤発性)、
後天性免疫不全症候群7例{無症候性3例、AIDS3例、その他1例、感染経路:性的接触5例(異性間3例、同性 間2例)、不明2例}、梅毒12例(早期顕症4例、無症候8例)
2)定点把握の対象となる4類感染症(週報対象のもの)
      インフルエンザはかなり治まってきているが、定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比べてやや多くなっ ており、都道府県別では岩手県(6.7)、青森県(4.8)、宮城県(3.6)、秋田県(3.4)など東北地方からの報告が多い。 伝染性紅斑の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比べてやや多くなっている。他の疾患の定点当たり報 告数は、過去5年間の同時期と比べて特別多くなってはいない。しかし、咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増 加しつつあり、都道府県別では滋賀県(1.3)からの報告が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、大きな ピークが治まった後に小さなピークを作りつつあり、都道府県別では鳥取県(9.5)、福井県(8.1)などからの報告 が多い。手足口病およびヘルパンギーナの定点当たり報告数は真夏のピークに向けて増加しつつあり、都道 府県別では前者が高知県(6.8)、後者が宮崎県(4.3)、佐賀県(3.5)などからの報告が多い。

全国情報(2002年 第22週)定点あたり報告数
2002年 第22週全国ブロック中国地区
区分全国北 海 道東 北関 東中 部近 畿中四国九州沖縄鳥取県島根県岡山県広島県山口県



定点数4690230407124775584854266129388411970
インフルエンザ0.40.92.8-0.2-0.20.60.30.5--0.3


定点数30401452508215345423454031923547549
咽頭結膜熱0.10.10.20.10.10.20.20.10.10.10.10.30.2
A群溶連菌咽頭炎1.62.41.51.61.61.31.51.51.90.80.91.21.7
感染性胃腸炎4.63.05.14.34.95.44.44.19.83.63.33.85.3
水 痘2.82.23.42.92.92.82.22.73.32.01.81.73.3
手足口病0.70.30.50.70.70.51.20.50.24.30.70.40.1
伝染性紅斑0.70.31.20.70.80.70.50.22.30.60.30.30.7
突発性発疹0.80.60.90.90.80.70.81.01.20.70.30.91.0
百日せき-------------
風しん-------0.2--0.20.1-
ヘルパンギーナ0.90.10.40.80.90.91.01.91.30.50.81.61.4
麻しん0.2-0.30.20.30.10.1--0.20.10.1-
流行性耳下腺炎1.50.72.81.11.71.11.51.91.51.12.01.41.1

定点数637296116810513864723312209
急性出血性結膜炎-------0.1-----
流行性角結膜炎1.20.90.62.00.70.71.31.2-1.01.31.11.3

定点数47223628677677285585218
急性脳炎-------------
細菌性髄膜炎----------0.2--
無菌性髄膜炎0.1---0.10.20.20.20.60.1-0.10.4
マイコプラズマ肺炎0.2-0.20.10.30.10.10.1-0.10.40.2-
クラミジア肺炎-------------
成人麻疹---0.1-0.1-------