トップページカレンダー |2002年第3週(1月第3週) |グラフ一覧


島根県感染症情報(週報) 第3週(1/14〜1/20)

県内情報(概況)定点報告患者数 |全国発生情報 |全数把握疾患(全国)

全国感染症発生情報(概況:第2週のIDWRダイジェスト).

1)全数報告の感染症
     1類感染症: 報告なし
2類感染症: 細菌性赤痢28例(推定感染地:国内11例、不明5例、フィリピン、タイ各2例、ベトナム、シンガポール・ マレーシア各1例、海外感染地不明6例)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症10例(うち有症者9例)
4類感染症: アメーバ赤痢1例、オウム病4例(4例とも島根県内のアウトブレークに関連)、クリプトスポリジウム症1 例、クロイツフェルト・ヤコブ病4例(孤発性3例、家族性1例)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症3例、ジアルジア 症2例(推定感染地:インド、ミクロネシア各1例)、ツツガムシ病7例(うち鹿児島県4例。同県からは報告遅れも 含めると、この週に9例の報告があった。)、デング熱1例(推定感染地:タイ)、破傷風1例(北海道27歳男性)、 バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例(vanA:咽頭、褥瘡、vanC:下痢便)、
急性ウイルス性肝炎4例{B型3例(推定感染経路:性的接触1例、不明2例)、C型1例}、
後天性免疫不全症候群3例{AIDS2例、無症候性キャリア1例、感染経路:性的接触3例(異性間1例、同性間2)}、
梅毒3例(早期顕症2例、無症候1例)、マラリア2例(熱帯熱2例_推定感染地:マリ1例、アフリカ2カ国以上1例)、 レジオネラ症2例

2)定点把握の対象となる4類感染症(週報対象のもの)
      インフルエンザは第2週になって、流行開始の指標と考えられる定点当たり1.0を超えた。九州地方で定点当た り報告数の高い県が多くなっている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎は、過去5年間の同時期と比 較して定点当たり報告数がやや多くなっている。感染性胃腸炎の定点当たり報告数が多いのは宮崎県(17.9)、 広島県(15.5)、大分県(14.8)、福井県(14.8)、宮城県(14.5)などである。流行性耳下腺炎は2001年第19週よ り、ここ10年間で最大の定点当たり報告数が持続しており、2002年も年初より報告数が多く、とくに石川県(定点 当たり8.5)、長野県(7.4)、沖縄県(6.9)、山形県(6.0)、富山県(5.9)、愛媛県(5.2)、宮崎県(5.1)などで報告 が多くなっている。

全国情報(2002年 第3週)定点あたり報告数
2002年 第3週全国ブロック中国地区
区分全国北 海 道東 北関 東中 部近 畿中四国九州沖縄鳥取県島根県岡山県広島県山口県



定点数4638230391123575085753963629388411670
インフルエンザ3.40.30.72.32.21.63.612.03.40.81.93.38.3


定点数30231452408165345413454021923547549
咽頭結膜熱-0.1----0.1-0.30.1-0.10.1
A群溶連菌咽頭炎1.31.11.61.31.60.81.11.52.51.30.40.61.8
感染性胃腸炎8.62.08.29.88.57.410.09.013.79.07.012.59.3
水 痘1.91.82.01.72.11.82.02.43.61.91.51.92.7
手足口病0.10.10.20.10.20.10.2-0.10.70.30.3-
伝染性紅斑0.60.41.10.40.60.70.50.40.50.40.30.30.9
突発性発疹0.80.60.80.70.70.80.81.00.80.70.50.71.2
百日せき-------------
風しん-------------
ヘルパンギーナ--0.1----0.1--0.10.10.1
麻しん0.10.20.10.10.1---0.5----
流行性耳下腺炎1.41.01.80.92.01.01.31.90.30.61.61.10.7

定点数633295916610513863733311209
急性出血性結膜炎-------0.1---0.1-
流行性角結膜炎1.11.21.21.40.80.81.21.4--1.01.11.6

定点数47223628676677385586218
急性脳炎-------------
細菌性髄膜炎-------------
無菌性髄膜炎----0.1------0.1-
マイコプラズマ肺炎0.2-0.30.10.20.20.40.20.8-1.20.40.4
クラミジア肺炎-------------
成人麻疹-------------