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島根県感染症情報（週報）　第14週（4/2〜4/8）

第14週_週報 /島根県数値データ /全国発生情報 /全数報告疾患(全国)

 全国情報（第13週のＩＤＷＲダイジェスト）

1類感染症： 報告なし
2類感染症： コレラ1 例（推定感染地：エジプト）、細菌性赤痢13 例（推定感染地：国内1 例、インド4 例、 ネパール3 例、ウルグアイ、インドネシア、タイ、ベトナム、カンボジア・タイ各1 例）、 腸チフス1 例（推定感染地：国内またはインドネシア）
3類感染症： 腸管出血性大腸菌感染症38 例 栃木県内の工場で加工された牛肉製品が原因と考えられるO157 （VT1+、VT2+）集団感染に関連する患者が、千葉県から19 例、埼玉県から3 例報告されている。 両県ともH U S （溶血性尿毒症症候群）を発症した症例が報告されており、さらに影響の拡大が危惧され ている。
4類感染症： アメーバ赤痢4 例、劇症型レンサ球菌感染症1 例、ジアルジア症3 例、バンコマイシン耐性腸球菌 感染症2 例、急性ウイルス性肝炎８例（A 型４例、B 型２例、C 型２例） 後天性免疫不全症候群14例（AIDS6 例、無症候性キャリア８例）、梅毒４例（早期顕症２例、無症候２例） マラリア1 例（熱帯熱マラリア 推定感染地：スペイン（カナリア諸島）・シエラレオネ・フィリピン）

　インフルエンザの定点当たり報告数は先週に引き続き減少している。厚生労働省の「インフルエンザ迅速把 握（毎日）報告グラフ」では、3 月20 日ごろをピークに患者報告は急速に減少しており、今後、流行は終息に 向かうことが示唆される。過去5 年間の同時期と比較すると、インフルエンザの定点当たり報告数がやや多く なっているが、これは例年よりも流行のピークが遅れているからである。
流行性耳下腺炎は、過去5年の同時期と比較してかなり多くなっており、福井県、熊本県で多い。
麻疹も例年の同時期とくらべ定点当たり報告数がかなり多い。咽頭結膜熱、手足口病はオフシーズンとしては 例年になく定点当たり報告数が多くなっている