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平成12年7月24日
島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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FAX:0852-36-8356

島根県感染症情報(週報) 第28週 (7/10〜7/16)

第28週_週報 /島根県数値データ /全国発生情報 /全数報告疾患(全国)

1.県内感染症情報(概況)

  1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
腸管出血性大腸菌:雲南保健所管内から1件。
7月15日現在今年累計前年同期
腸管出血性大腸菌 25人 17人
雲南管内より腸管出血性大腸菌O-26が連続して発生。
  2)定点報告4類感染症
手足口病: 中部を中心に発生数が多くなっています。
ヘルパンギーナ: 全国的に大きな流行となり、県内では東部を中心に全地区で増加しています。
流行性耳下腺炎: 減少傾向にありますが、西部で多くみられています。
百日咳: 第20週より8週間発生報告が続いていましたが、今週は報告が”0”となっています。
流行性角結膜炎: 西部から2例の報告がみられています。
感染性胃腸炎: 減少しているなかで、西部では依然発生が続いています。
水痘: 中部を中心に発生がみられています。
3)病原体情報
咽頭炎、熱性疾患、無菌性髄膜炎よりエコー3型、コクサッキーB2、B5型が分離多数分離されています。
また東部の咽頭炎、ヘルパンギーナからコクサッキーA4、中部からコクサッキーA10型ウイルスが分離されるように
なっています。アデノウイルス1,2,6型が上気道炎から多く分離されるようになっています。

主な感染症の3週間の動き
疾患名 全県 東部 中部 西部
手足口病 N B N N
ヘルパンギーナ O O E N
急性出血性結膜炎 A A × A × A
流行性耳下腺炎 N N N W
感染性胃腸炎 N N N M
水 痘 K J N K


 記号の説明
 ◎:流行している
 ○:やや流行している
 △:散  発
 ×:患者発生なし
 
 ※疾患名をクリックすると、
  グラフを表示します。



凡例
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