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大きな箱の正体2010/9/1(水)
天気
以前もこのコラムを通じてお話ししました大きな箱の正体、
「床暖房対応フローリング熱耐久装置」について少し詳しくご説明します。
近年、空気をかくはんし、ほこりを舞いあげるエアコンや火種を必要とする
ストーブなどと比べ健康、快適、安全な暖房方法として、床暖房が注目を浴びています。
その床仕上げ材としてこれまでは熱による変形、変質、変色のないクッションフロアや薄い板を貼り合わせた
複合フローリングを用いるものがほとんどでしたが、近年はそのナチュラルな風合いや、吸湿性が良くさらっと
した足触りの良さから、無垢のフローリングが好まれる傾向にあります。当センターではその床仕上げ材として
県産針葉樹を用いるための研究を行っています。
試作したフローリングを装置にセットして測定を行います。
表面温度をモニターしながら、決められた間隔ですき間、段差、反りなどを測定します。
いかに変形を抑えるかということに主眼を置いていますが、一日中木材に触れて仕事をしていると
細かな数値性能なんてことよりも、素材が持つ圧倒的な存在感に一目惚れしまい、出来るだけ多く
の人にこの気持ちを分かち合いたいと思ってしまいます。
これから製品として質の向上に努めることはもちろんですが、一方で数値では表すことの出来ない、
触れたときに感じる第一印象も大事にしたいものです。
最後は少々研究員らしからぬコメントでした(^^;)
***木材利用グループ石橋***
お問い合わせ先
中山間地域研究センター
島根県中山間地域研究センター 〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207 TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758 Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp