高橋議員
(問)「ものづくり島根」について
1.島根県の伝統産業に対する学校教育はどのようになされているのか伺う。
(答)教育長
1.島根県の伝統産業に対する学校教育の取組についてお答えをいたします。
学校教育では、小学校社会科において、4年生で県内の伝統的な産業を学習することになっております。
また、総合的な学習の時間におきましては、地域の特色に応じた学習課題を設定し、取り組んでおります。
本県では特に、学びをより深いものとするため、地域のひと・もの・ことを活用する「ふるさと教育」を展開するよう呼びかけております。このような、ふるさとの教育資源を活用する一貫として、伝統産業を取り上げている学校があります。
例えば、安来市内では、伝統産業と自分たちの住む市の関わりについて学習するため、市内すべての小学校の5年生が日立金属安来工場を見学しております。
奥出雲町では、地域の伝統を知るため、古来から伝わる「たたら製鉄」の歴史や、木炭づくり、かんな流し、ケラ出しといった作業工程につきまして、町内すべての小学校の6年生が学習しております。
また、三刀屋高校では、総合学科の地域課題研究におきまして、「たたら」をテーマに調査研究を行ない、東京工業大学と交流するなどし、学習を深めております。
横田高校におきましても、地域の伝統産業である「たたら」に刻まれた歴史について研究し、その成果を青山学院大学で発表をしております。
各学校におきまして、伝統産業や文化についての学習が充実することによりまして、島根に愛着と誇りをもった子供たちが育っていく、そのことが引いては、島根県内の産業振興、伝統産業の振興につながっていくと、このように考えております。以上でございます。
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