小沢議員(自民)
(問)物流問題について
1.本県の公立中学、高校における中国語、韓国語、ロシア語等の第2外国語の取り組みの現状と推進の必要に
ついて伺う。
2.高校で中国語や韓国語を第2外国語として教えている学校は実業高校がメインであり、進学を主とするいわゆ
る受験校では実施されていない。英語よりも希少価値の高い言語を学ぶ方がより活躍の場面を広げると考える
が如何。
(答)教育長
1.本県の中学校、高等学校における第二外国語についてであります。
現在、公立の中学校においては、英語以外の外国語の授業を実施している学校はありませんが、公立高等学校については、第二外国語として、中国語、韓国語の授業を実施している学校が、それぞれ4校あります。例えば、中国語は松江農林高校、出雲商業高校、浜田商業高校、松江市立女子高校で、また韓国語は松江商業高校、邇摩高校、浜田商業高校、松江市立女子高校で教えられております。
現在、松江女子高校の韓国語の授業では、本県に派遣された高先生が授業を行っております。松江女子高校では現在9名の三年生が韓国語を学んでおります。高先生の話によれば、一年後には自分の言いたいことの6割から7割くらいまでは話せるようになるのではないか、ということです。
日本海に面する本県にとって、中国、韓国など近隣諸国の言語を話すことができる人材を育成することは大変意義深いことであると考えております。
現在、経済団体や国際交流団体等から、学校において、中国語や韓国語教育の実施について具体的な要望を伺ったことはございませんが、例えば、大学・専門学校と高等学校とがどのような役割を担うべきか、また、近隣諸国への留学の制度も有効であると思いますが、それも含めてどのように進めていくかなど、さまざまな外国語教育の在り方や、その費用対効果については、それぞれいろいろな局面から検討する事項であると考えております。
2.語学ができれば楽しいということを自分も経験しました。語学の勉強には強い意志と、繰り返し学ぶ粘り強さ
や根気強さが必要です。
現在の普通高校において、進学を目標とする学習の中では、第二外国語の学習を行うことまでは現実的には難しいと考えます。
先ほど申しました松江女子高校の例では、今春卒業した2名の生徒が中国の大学への進学を志し、現在上海の専門学校へ通っているということであります。これも一つの道ではないかと考えます。
今朝ほど知事との話の中で、環日本海時代を迎え、県立大学において第二外国語として、韓国語、中国語、ロシア語の三カ国語が選択できるようになっていることが話題になりました。
そういったようなことが、現時点で私どものとれる方法であると考えます。
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