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「安野光雅(あんのみつまさ)美術館」オープン
<津和野町(つわのちょう)
 絵本、風景画、装画、エッセイなど幅広い分野で活躍する津和野町出身の画家、安野光雅氏の美術館が平成13年3月20日に開館します。
 安野光雅美術館は、伝統ある津和野の町並みに溶け込むよう、石見瓦と白壁を使った和風建築で、前庭や中庭には心のなごむ草花が植えられ、誰もが子供時代を過ごした“故郷”を感じられるような素朴な趣があります。
 美術館では、安野氏の作品をシリーズ毎に鑑賞できるほか、多彩なテーマの企画展も開催します。また図書閲覧室のほか、昭和初期の木造校舎を再現した「昔の教室」、50名収容できるプラネタリウムなど学習施設も併設され、昔の子どもも今の子どもも、空想をめぐらせ心を遊ばせることができます。
 「“子どもの心”と“空想”を持ち帰って欲しい」と願う安野氏の想いから生まれた美術館です。
●所在地
 鹿足郡津和野町大字後田イ60-1
●問い合わせ
 津和野町教育委員会文化係 TEL08567-2-3210

安野氏の想いが溢れる安野光雅美術館(完成予想図)
安野氏の想いが溢れる安野光雅美術館(完成予想図)
出雲大社(いずもたいしゃ)境内から
平安時代・鎌倉時代の
巨大本殿跡を発見

<大社町(たいしゃまち)
 今年9月、島根県大社町にある出雲大社境内遺跡の発掘で、直径1メートルを超える巨大な柱3本が一つの穴から見つかりました。3本束ねて使われていたと推測されるこの柱は、平安時代末から鎌倉時代(12世紀〜13世紀)の出雲大社本殿の中心の柱(岩根御柱(いわねのみはしら))とみられています。
 これは、春に宇豆柱(うずばしら)(棟持柱)が発見されたことにより実施された二次調査で明らかになったもので、柱の規模などから、古代(平安時代)には本殿の高さ16丈(約48メートル)という伝承や、本殿の平面図「金輪御造営差図(かなわごぞうえいさしず)」を考古学的に裏付けるものと言われ、注目を集めています。
 また、10月には宇豆柱の近くから、柱を削るときに使われたとされる手斧(ちょうな)が完全な形で見つかったほか、本殿を建てた季節を推定させる広葉樹の葉も出ています。
 現在は、調査を終えた発掘現場のほとんどが埋め戻されましたが、岩根御柱の発掘地は調査時のまま一般公開されています。
●問い合わせ
 島根県教育庁文化財課 TEL0852-22-5880

写真中央の黒い部分が岩根御柱
写真中央の黒い部分が岩根御柱

吉兆(きっちょう)さんと番内(ばんない)   <大社町(たいしゃまち)
 大社町の正月行事で最も華やぐのが、正月3日に行われる「吉兆さん」と「番内」です。
 吉兆は、高さ10メートル程度の錦の幡(ばん)に「歳徳神(としとくじん)」と「地名」を縫取りした山車(だし)のこと。各町内ごとに氏神の前や出雲大社、旧家、町内を巡行し、神謡(祝い)を謡って新年を祝います。
 番内は、各地区の厄年の男性が鼻高面(鬼の面・天狗の面)と神楽衣装を身につけ、ササラ竹(孟宗竹の先を裂いたもの)をひきずりながら往来します。出雲大社にお参りした後、民家の玄関で「あくまんばら〜い(悪魔払い)」と叫びながらササラ竹を打ち下ろし、一年の無事を祈って町を練り歩きます。
●問い合わせ/大社観光協会 TEL0853-53-2112
●場所/出雲大社境内、大社町内
●開催日/平成13年1月3日(水)


柿本神社(かきものとじんじゃ)節分祭   <益田市(ますだし)
 歌人・柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)を祭る神社として知られる柿本神社。高角山(たかつのやま)の頂に鎮座し、高津川や遥かに日本海を望むことのできる境内で2月の節分の日に行われる祭事が、この節分祭です。
 節分祭では家内安全や無病息災を祈願し、市内の著名人や年男による豆まきが行われ、境内は賑やかな雰囲気に包まれます。また、舞殿(まいどの)で奉納される石見神楽(いわみかぐら)は、柿本人麻呂が石見の治水に功績があったとされる創作神楽「石見野(いわみの)」など、この節分祭にふさわしい演目も見ることができます。
●問い合わせ/柿本神社 TEL0856-22-0756
●場所/益田市高津町 柿本神社
●開催日/平成13年2月 節分の日


今津(いまづ)のとんど   <西郷町(さいごうちょう)
 年頭最大の神事で豊作、豊漁と住民の安全を願う火祭で、隠岐(おき)島内において貴重な行事のひとつです。
 1月15日の朝、海岸に神木となる高さ14〜15メートルの竹の櫓を立て、正月飾りなどを積み上げて火を放ちます。神木が海に倒れ込むのを待ちかねた白鉢巻、下帯一本の若者たちが一斉に海へ飛び込み、縁起物の竹を奪い合います。
 寒中の海で繰り広げられる、漁村ならではの趣と勇壮さは圧巻です。
●問い合わせ/西郷町観光協会 TEL08512-2-0787
●場所/西郷町今津
●開催日/平成13年1月15日(月)
島根の冬まつり

「島根県立博物館」リニューアル   <松江市(まつえし)
島根県立博物館  島根県立博物館が平成12年8月、建物の改修と施設の充実を図り、歴史系の博物館としてリニューアルしました。
 当館は、昭和34年の開館以来、美術・歴史を中心に多彩なテーマによる展覧会を開催してきましたが、11年春にオープンした島根県立美術館に美術系の機能を移管し、歴史分野を中心とした活動を行うため、組織・施設を充実させるとともに、常設展「島根 悠久の歴史と文化」を開設しました。
 この常設展では、旧石器・縄文時代から江戸時代までの島根を、考古・歴史・民俗資料で展示しています。荒神谷(こうじんだに)遺跡で大量に出土した青銅器群や四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)、『出雲国風土記(いずものくにふどき)』をはじめとする古代島根の多彩な文化遺産を中心に、出雲大社、宗教美術、幻の染色技術・出雲藍板締(いずもあいいたじめ)などを、特色あふれる8つのコーナーで紹介しています。
 建物は点字ブロックやトイレの改造などバリアフリー化にも配慮されています。
 また、県立歴史民俗博物館・古代文化研究センターが平成10年代後半に開設されることに向けて、新収蔵資料や島根県古代文化センター及び島根県埋蔵文化財調査センターによる調査研究の成果もいち早く紹介する予定です。
●所在地 松江市殿町1番地
●問い合わせ 島根県立博物館 TEL0852-22-5750
 http://www2.pref.shimane.jp/kodai/


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