民 謡 に み る 島 根 の 風 景
「関の五本松節」

関の五本松
一本切りゃ四本
あとは切られぬ
夫婦松

ショコ
ショコホイノ
マツホイ

神代ながらの
装束つけて
古式豊かな
諸手船

ショコ
ショコホイノ
マツホイ

写真
古来、山陰の要港として栄え、江戸時代には北前船など多くの船で賑わった美保関。長い航海を経て入港する船人たちは、海上に島根半島が見えはじめ、入り江近くの小高い山に立つ五本の黒松が目に入ると櫓を漕ぐ手も軽くなったという。ところが、松江藩主が眺望のじゃまになるというので、そのうちの一本を切ってしまったことに船人たちは落胆し、せめて残りの松は切らないで欲しいと願い歌ったのがこの民謡だ。 関の五本松節 楽譜


30号目次へ