フラッシュ

「矢田の渡し」、リニューアル(大橋川周遊船)  <松江市>
大橋川周遊船松江市内を南北に分ける大橋川には、「出雲国風土記」にも登場する伝統の渡し船「矢田の渡し」があります。この度、新船の建造をきっかけに、市民の生活の足としてだけでなく、観光船としての運航もスタートし好評を得ています。
全長約10メートル、幅約3メートル、自転車も搭載できる後部デッキ付きの新船は、平成10年5月から大橋川周遊を始め、平日は1日4便が運航、第2・4土曜日と日曜日、祝祭日は、さらに夕方の1便が増便され夕景も楽しめます。
船旅は、JR松江駅近くのコンベンション施設くにびきメッセを発着点に、宍道湖と中海を結ぶ剣先川、朝酌川、大橋川とその中州を周回する約1時間のコース。松江市立生馬小学校のアナウンス部児童による観光ガイドテープが、見所を詳しく説明します。
水鳥や魚などが間近に姿を見せる中州の自然と、古墳や名所、旧跡を眺めながら巡る大橋川周遊船「矢田の渡し」は、水の都松江の魅力を満喫させてくれます。
●問い合わせ
矢田渡船観光事業組合(朝酌公民館内)TEL0852−39−0646


第2回「タイヘそろばんを送ろう」キャンペーン開始  <島根県・横田町>
第2回「タイヘそろばんを送ろう」キャンペーンポスタータイ王国のそろばん教育普及を目指す「タイへそろばんを送ろう」キャンペーンが、今年も始まりました。
これは、1994年に全国一のそろばん産地である横田町と日本民際交流センターが、タイ王国のロイエット県の学校教育にそろばんを取り入れることを目的に始めた交流をきっかけに行うようになったものです。
昨年の第1回キャンペーンの結果、そろばん4千面、指導用大型そろばん130面、タイ語のそろばんテキスト1000冊がタイ王国政府に贈呈されました。タイ王国でも小学校教育にそろばんの導入が決まるなど、そろばんが結ぶ国際交流は大きな成果をあげています。
今年のキャンペーンは12月31日までで、ポスターやちらし、インターネットを通じて、そろばん募集や寄付金への協力を呼びかけます。現在、島根県や横田町は、タイ王国でそろばん指導者の養成にも協力しており、今後もそろばんを友好の掛け橋として、息の長い国際交流が続くことに期待を寄せています。
●問い合わせ
財団法人しまね国際センターTEL0852−31−5056
横田町そろばん交流委員会(横田町役場まちづくり課内)TEL0854−52−2111


「火振漁観光船」(江の川遊覧)が通年運航  <大和村>
火振漁観光船大和村の「火振漁観光船」が、今年から船と遊覧コースを新たにして、江の川水系県立自然公園の中心に位置する同村の雄大な自然をめぐる通年運行を開始しました。
新造船は26人乗りの屋形船。畳敷きの船内は冷暖房完備、簡易トイレ付きで、冬期にはこたつも出され、また、注文に応じてアユやコイなど江の川の味覚を味わうこともできます。
遊覧コースは、村内にわき出る潮温泉前を船着場に、火振漁の漁場がある約2.5キロの上流コースと、紅葉や雪景色など四季折々の渓谷美が随所に見られる約3キロの下流コースの2コースで、所要時間はどちらも約1時間となっています。
6月下旬から10月下旬までは、ランプを灯し、竿で川面をたたきながらアユを追う江の川の伝統的アユ漁法・火振漁を見ながらの夜間遊覧も加わり、新しくなった「火振漁観光船」で大和村の自然や風物詩を存分に楽しむことができます。
●問い合わせ
大和村観光火振漁保存会TEL0855−82−3788


リフレパーク・きんたの里  <金城町>
リフレパーク・きんたの里金城町の恵まれた自然や名産品を提供する「リフレパーク・きんたの里」が、平成10年4月にオープンし、食と健康作りの交流拠点施設として多くの人に利用されています。
小高い丘の上に建つ同施設は、町内で生産された有機農産品や薬草などを、バランス良く組み合わせた「薬膳風」健康食中心のレストランをはじめ、ミストサウナを完備したラドン泉の温泉施設、宿泊室8室、ふるさと交流室(60畳の和室)などの4棟があり、野外ステージやカフェテラスを備えた中庭を取り囲む形で建造されています。周囲は眺望が良く、遊歩道が整備された赤松林に囲まれ、散策に最適です。
また、伝統芸能である石見神楽の衣裳や蛇胴の製作工房が隣接しており、製作風景を見学することもできます。
今後は、石見神楽の上演やきんたの里祭りなどさまざまなイベントが企画されており、金城町では、「リフレパーク・きんたの里」を中心に都市と農村の交流を図りながら、町の活性化を進めていく考えです。
●所在地/那賀郡金城町七条イ980−1
●休館日/毎月第3水曜日
●問い合わせ/リフレパーク・きんたの里TEL0855−42−3555


しまねこぼれ話3 島根県の木  黒 松
写真島根県の代表的民謡「関の五本松」にも歌われている黒松は、昭和41年、県民の投票をもとに「県の木」に選ばれました。
黒松は、本県の海岸部や低地に多く見られ、赤松より樹脂が多く長命で水湿に耐えられる材質から、建築材料として高く評価されてきました。
また、県内各地には黒松の名樹や景勝地が多く、浜田海岸、島根半島海中公園近くの松林、隠岐の屋那の松原、隠岐の春日神社の松群は、「日本の白砂青松百選」(日本の松の緑を守る会編)に選ばれています。そのほか、室町時代に起源を持つ出雲平野の築地松や松江城周辺の老松など、別名「男松」とも呼ばれる風格あるその姿は、県民のみならず旅人の旅情をかきたて、多くの名所や旧跡にいっそう趣を添えています。
鑑賞用、また、用材としても多様に利用される黒松は、人々に親しまれるだけでなく、島根の四季を彩り、魅力を語るうえで欠かせないものとなっています。


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