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後天性免疫不全症候群
対象疾患一覧県報告数と届出基準全国報告数この疾患に関する情報
後天性
免疫不全症候群
どんな病気?

後天性免疫不全症候群(エイズ、AIDS)

はじめに
 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって免疫不全を生じた結果、病原微生物(真菌、原虫、細菌、ウイルス等) の日和見感染や悪性腫瘍が合併した慢性感染症の状態をAIDSと言います。
HIV感染者推移グラフ 発生状況
 異性間の性的接触による感染が急速に増加しています。ヒトにおける感受性は人種差、性差、年齢差はありません。
病原体
 ヒト免疫不全ウイルス(HIV1型、2型)
感染経路
 病原体は感染者の体液(血液、精液、膣分泌液、母乳等)に含まれ、感染経路は飛沫、空気感染ではなく、 次の接触あるいは直接感染です。
 ・HIVキャリアとの性行為
 ・HIVに汚染された血液の輸血及び血液製剤による暴露、注射器の(共用)回しうち
 ・母子感染(胎盤感染、周産期、母乳?)
潜伏期
 HIV感染直後から無症候性キャリアに至るまでに1〜6か月の急性感染期(急性感染期のない場合も ある)を経て、エイズを発症するまで約10年の無症候期があります。
 HIV感染者はウイルスと抗体を同時に保有し、無症候期から発症の全期間が感染可能期間です。
年齢別性別報告割合グラフ 臨床症状
 HIVに感染した後、CD4陽性リンパ球数が減少し、無症候性の時期(約10年)を経て、高度の免疫不全 症に陥り、日和見感染症や悪性腫瘍、HIV脳症が生じてきます。
急性感染期:HIV感染直後の発熱、リンパ腺腫大、皮疹、咽頭炎、筋肉痛、関節炎等の症状。通常1〜2週 間で軽快します。
無症候期:リンパ腺腫大の持続、その他特に自覚、他覚症状はありません。
エイズ発症期:エイズ動向委員会で定められた診断基準を示す症状疾患です。
検査室診断
 血液のHIV抗体検査(酵素抗体法、粒子凝集法、免疫クロマト法、ウエスタンブロット法、蛍光抗体法)。
 血漿中HIV−RNA検査でHIVの活動性を判断します。
治療と予防
 逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤などの多剤併用治療が行われ、先進国では発症を押さえることができるようになりました。
感染症法での取扱い
 全数把握の5類感染症に指定されていて、診断した医師は7日以内に最寄の保健所への届出る事になっています。
島根県感染症情報センター