島根県感染症情報：2024年43週週報

１）全数報告感染症（１～５類感染症）　

　結核が1件(出雲圏域)、腸管出血性大腸菌感染症が1件(松江圏域)、日本紅斑熱が2件(大田圏域1件、浜田圏域1件)、重症熱性血小板減少症候群が1件(浜田圏域)、梅毒が3件(松江圏域2件、浜田圏域1件)、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が2件(出雲圏域)、播種性クリプトコックス症が1件(益田圏域)、報告されています。

２）定点報告５類感染症( )内数字は、週の定点当り患者報告数

〇新型コロナ感染症：島根県(1.2)の報告数は非流行期のレベルになっています。

〇インフルエンザ：徐々に報告数(0.7)が増加しつつあり、松江圏域(1.0)では学級閉鎖がありました。

〇手足口病：流行が続いていますが、やや減少傾向です。浜田圏域(15.3)、出雲圏域(10.0)で、定点当り10人以上の報告があります。

〇RSウイルス感染症：雲南圏域で1件、益田圏域で1件の報告があります。

〇マイコプラズマ肺炎：全国的に流行が広がっています。島根県では益田圏域6件、雲南圏域1件、出雲圏域1件の報告があります。

３）主な病原体の分離状況等

〇インフルエンザ：AH1pdm型、AH3型が検出されています。

〇COVID-19 ：オミクロン株のKP.3系統が主に検出されています。

〇重症熱性血小板減少症候群：SFTSウイルスが検出されています。

主な感染症の流行状況

疾患名	全県	東部	中部	西部	隠岐
新型コロナウイルス感染症	△	△	△	△	△
手足口病	◎	◎	◎	◎	×
インフルエンザ	〇	〇	〇	〇	×
ＲＳウイルス感染症	△	×	△	△	×
Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎	〇	〇	◎	〇	×
マイコプラズマ肺炎	◎	×	〇	◎	×