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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2024年12月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報 (12月:第49週から第52週)
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件(松江圏域2件、出雲圏域1件、大田圏域1件)、日本紅斑熱が1件(浜田圏域)、 梅毒が4件(松江圏域2件、出雲圏域2件)、侵襲性肺炎球菌感染症が2件(雲南圏域1件、出 雲圏域1件)、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が3件(松江圏域1件、出雲圏域2件)、百日咳が27件(松江 圏域)報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19 :(9.1)。11月のおよそ2倍に増加しました。年齢層は、インフルエンザは児童・生徒の就 学年齢層やその下の保育園・幼稚園児が中心ですが、本症は成人が中心です。高齢者には 侮れない感染症ですので、社会全体で感染拡大防止を注意すべきでしょう。
〇インフルエンザ :(121.6)。すべてA型で、報告数が11月の246人から、12月は4,499人と20倍以上、ここ数 年では経験したことがない程の大流行となりました。患者数の増加に伴い、入院を要する 重症例も増加していると基幹病院からの報告を受けています。不要の外出を避け・会食の 機会をなるべく減らし、うがい・手洗い・マスクを徹底するなど、COVID-19初期に言われ ていたことを再度徹底させる必要があると思っています。また、A型のあとにはB型が流 行するのが常ですので、いまからでもワクチン接種を勧めるべきです。
発生推移グラフ グラフ凡例
新型コロナウイルス感染症報告推移グラフ インフルエンザ報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が13件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症 が3件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :5件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:39件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :13件。地区別では東部1件(8%)、中部5件(38%)、西部6件(46%)、隠岐1件(8%) 年代別では70歳以上が5件(38%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2024年10月〜2024年12月の検出結果)
2024年10月から2024年12月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノエコーパレコエンテロインフルエンザRSVライノ ヒトメタニューモA群ロタサポSFTSV新型コロナ マイコ合計
12911568 AH1B
インフルエンザ  1   511       5 58
RSウイルス感染症        3        3
感染性胃腸炎1           12   4
手足口病   1      2      3
咽頭炎・扁桃炎94  1 1          15
肺・気管支炎 1         2    2326
無菌性髄膜炎   1             1
SFTS              1  1
COVID-19               53 53
その他  12 1  1      1 6
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