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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2024年10月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が19件(松江圏域2件、出雲圏域17件)、 腸管出血性大腸菌感染症が4件(松江圏域1件、雲南圏域1件、出雲圏域1件、益田圏域1件)、 日本紅斑熱が11件(松江圏域2件、出雲圏域3件、大田圏域1件、浜田圏域1件、益田圏域4件)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(浜田圏域)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が2件(出雲圏域1件、益田圏域1件)、 梅毒が3件(松江圏域2件、浜田圏域1件)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が3件(雲南圏域1件、出雲圏域2件)、 播種性クリプトコックス症が1件(益田圏域)、 百日咳が2件(雲南圏域)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19 :(6.23)。 総数230と、9月の20%以下に大幅に減少しました。 今回の流行はこれで収束し、感染症の主役がインフルエンザに代わると予想されます。
〇手足口病 :(37.8)。 9月のおよそ3分の2に減少しました。 流行のピークが過ぎたようにも見受けられますが、流行の山が2つあり短期間で2回罹患した例もあります。 原因ウイルスが少なくとも2つあるということです。
〇マイコプラズマ肺炎 :(3.2)。 全国からマイコプラズマが8年ぶりに大流行しているとの報告があります。 マイコプラズマは細菌とウイルスの中間のような性質の病原体です。 今後インフルエンザとマイコプラズマのツインデミックは充分可能性があります。 要注意です。
発生推移グラフ グラフ凡例
新型コロナウイルス感染症報告推移グラフ 手足口病報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の報告が1件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が11件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症 が1件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:32件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :32件。地区別では東部2件(6%)、中部7件(22%)、西部23件(72%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が23件(72%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2024年8月〜2024年10月の検出結果)
2024年8月から2024年10月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBパレコインフルエンザパラインフルエンザRSV ライノヒトメタニューモサポSFTSV新型コロナ マイコプラズマ合計
14161624 15AH1AH3Bvic1
インフルエンザ         311      14  19
RSウイルス感染症  3 116     1261     39
咽頭結膜熱  1                  1
感染性胃腸炎 1              2    3
手足口病  24          1      7
咽頭炎・扁桃炎5    111             8
肺・気管支炎      21     1 1    813
SFTS                 2   2
COVID-19                  88  88
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