島根県感染症情報：2022年10週週報

１）全数報告感染症（１～５類感染症）　

　結核が3件(松江圏域2件、浜田圏域1件)、梅毒が4件(松江圏域1件、出雲圏域2件、浜田圏域1件)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(松江圏域)、新型コロナウイルス感染症が689件(松江圏域335件、雲南圏域17件、出雲圏域273件、大田圏域7件、浜田圏域29件、益田圏域28件)、報告されています。

２）定点報告５類感染症( )内数字は、週の定点当り患者報告数

〇RSウイルス感染症：松江圏域(4.0)及び出雲圏域(1.0)で報告が増加しています。特に松江圏域では報告数が多く要注意です。

〇感染性胃腸炎：全県(4.1)の報告数は横ばいですが、引き続き隠岐圏域(12.0)で流行が続いています。

〇感染性胃腸炎(ロタ) ：春の流行シーズンに当たりますが、報告はありません。

〇インフルエンザ：2022年第10週の報告はありませんでした。

３）主な病原体の分離状況等

〇手足口病：コクサッキーA6型が検出されています。

〇咽頭炎・扁桃炎：アデノウイルス1型,2型,5型が検出されています。

〇感染性胃腸炎：ノロウイルスGIIが検出されています。

主な感染症の流行状況

疾患名	全県	東部	中部	西部	隠岐
RSウイルス感染症	〇	◎	〇	×	×
インフルエンザ	×	×	×	×	×
咽頭結膜熱	×	×	×	×	×
手足口病	〇	△	△	×	×
感染性胃腸炎	〇	〇	〇	〇	〇
感染性胃腸炎(ロタ)	×	×	×	×	×