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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2015年 第44週 (10/26〜11/1) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(益田圏域)、腸チフスが1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ :益田圏域(0.4)及び出雲圏域(0.2)でB型(迅速診断キット)の患者発生報告があり、今後の動向に注意が必要です。 また、これらの圏域では、学級閉鎖措置学校が各々1校あります。
○RSウイルス感染症 :県内全域(2.2)の患者報告数は第43週に比べ増加しています。特に、松江圏域(4.3)で増加しているほか、 出雲圏域(3.0)、雲南圏域(1.5)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.4)の患者報告数は過去5年間の同期と比較して多い状況です。松江圏域(4.3) 及び雲南圏域(2.5)のほか、浜田圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○感染性胃腸炎 :県内全域(7.2)の患者報告数はほぼ横ばいですが、松江圏域(15.4)で増加傾向を示しているほか、 大田圏域(7.5)、雲南圏域(6.0)、出雲圏域(5.8)及び浜田圏域(0.7)で患者発生報告があります。
○手足口病 :県内全域(1.1)の患者報告数は第43週に比べ減少していますが、出雲圏域(2.4)及び雲南圏域(2.0)で定点当り2.0人を超える流行が続いているほか、浜田圏域(1.7)、益田圏域(1.0)及び松江圏域(0.1)で患者発生報告があります。
○水痘 :雲南圏域(2.0)及び出雲圏域(1.2)で患者報告数が増加傾向を示しているほか、浜田圏域(0.7)、松江圏域(0.6)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○咽頭結膜熱 :出雲圏域(2.0)及び松江圏域(0.4)で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
〇インフルエンザ :出雲圏域の学級閉鎖措置学校の患者からB型インフルエンザウイルス(山形系統)が分離されました。 今シーズンB型(山形系統)の検出報告があるのは沖縄県と神奈川県です。
○手足口病 :検出数は減少していますが、中部でコクサッキーウイルスA16、西部でコクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○無菌性髄膜炎 :散発的な発生が続いており、髄液等からコクサッキーウイルスA9型、B5型、エコーウイルス3型、18型が分離されています。
○熱性疾患 :コクサッキーウイルスA9型、A10型、エコーウイルス3型、16型、18型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスG2が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
RSウイルス感染症横這増加横這 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 増加横這
感染性胃腸炎横這増加横這 横這報告なし×
手足口病横這横這横這 横這報告なし×
水痘横這横這増加 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這×報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
RSウイルス感染症発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
凡例
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