⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が5件(松江圏域2件、浜田圏域1件、益田圏域1件、隠岐圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が1件(益田圏域)、
日本紅斑熱が1件(浜田圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○インフルエンザ
:出雲圏域(0.2)では、第41週から引き続きB型(迅速診断キット)の患者発生報告があり、
今後の動向に注意が必要です。
○RSウイルス感染症
:県内全域(1.1)の患者報告数は第38週をピークに減少していますが、松江圏域(2.0)、
出雲圏域(2.0)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(2.6)の患者報告数は第40週以降増加傾向を示しています。
特に、松江圏域(6.4)で増加しているほか、雲南圏域(3.0)、益田圏域(1.3)、
出雲圏域(0.8)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があり注意が必要です。
○手足口病
:県内全域(1.0)の患者報告数は第41週に比べ減少していますが、
益田圏域(3.7)で警報解除レベル(2.0)を超える流行が続いているほか、
出雲圏域(1.2)、雲南圏域(1.0)及び松江圏域(0.6)で患者発生報告があり注意が必要です。
○咽頭結膜熱
:出雲圏域(1.4)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○ヘルパンギーナ
:出雲圏域(0.6)及び松江圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎
:県内全域(4.1)の患者報告数はほぼ横ばいです。
○流行性角結膜炎
:松江圏域(4.0)及び出雲圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○細菌性髄膜炎
:出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎
:出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎
:松江圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎
:東部・中部・西部でエコーウイルス18型が、さらに東部ではエコーウイルス3型、
中部ではエコーウイルス3型、コクサッキーウイルスB5型が検出されています。
○ヘルパンギーナ
:東部・中部でコクサッキーウイルスA10型が検出されています。
このウイルスは発疹症からも検出されています。
○手足口病
:検出数は減少していますが、中部でコクサッキーウイルスA16型、西部でコクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○熱性疾患
:コクサッキーウイルスA9型、10型、エコーウイルス3型、16型が検出されています。
○感染性胃腸炎
:ノロウイルスG1、エコーウイルス16型が検出されています。