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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2015年 第38週 (9/14〜9/20) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件[1](雲南圏域1件、出雲圏域1件、浜田圏域1件、隠岐圏域1件[1])、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が1件(益田圏域)、 アメーバ赤痢が1件(出雲圏域)、クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○RSウイルス感染症 :県内全域(3.5)の患者報告数は第31週以降増加傾向が続いています。特に、松江圏域(7.3)及び出雲圏域(5.2)で増加しているほか、 隠岐圏域(1.0)で患者発生報告があり注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.6)の患者報告数は例年の同期と比較し多い状態が続いています。 第34週以降増加傾向が続いており、特に、松江圏域(6.0)で増加しているほか、隠岐圏域(3.0)、 出雲圏域(2.4)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○手足口病 :県内全域(1.7)の患者報告数は8月上旬(第32週)をピークに減少していますが、雲南圏域(3.0)、 益田圏域(2.7)及び出雲圏域(2.4)で定点当り2.0人を超える流行となっており、引き続き注意が必要です。
○咽頭結膜熱 :出雲圏域(1.8)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎 :県内全域(4.1)の患者報告数は第37週に比べ減少しています。
○流行性角結膜炎 :松江圏域(3.0)及び出雲圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎 :出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇マイコプラズマ肺炎 :松江圏域(1.0)及び出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○無菌性髄膜炎 :東部でエコーウイルス18型、中部でエコーウイルス3型、18型が検出されています。
○肺・気管支炎 :8月下旬から東部・中部でRSウイルスが検出されています。
○ヘルパンギーナ :中部でコクサッキーウイルスA10型が検出されました。
○手足口病 :検出数は減少していますが、東部・西部でコクサッキーウイルスA6型、中部でコクサッキー ウイルスA16型が検出されています。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスG1、G2、サポウイルス、エンテリックアデノウイルスが検出されています。
○咽頭炎 :コクサッキーウイルスA2型、エコーウイルス3型、16型、18型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
RSウイルス感染症増加増加増加 報告なし×横這
A群溶連菌咽頭炎増加増加横這 横這横這
手足口病減少横這横這 減少減少×
咽頭結膜熱減少横這×横這 減少報告なし×
感染性胃腸炎横這横這横這 横這報告なし×
流行性角結膜炎増加増加横這 報告なし×報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
RSウイルス感染症発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
咽頭結膜熱発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
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