⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が4件[1](雲南圏域1件、出雲圏域1件、浜田圏域1件、隠岐圏域1件[1])、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が1件(益田圏域)、
アメーバ赤痢が1件(出雲圏域)、クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○RSウイルス感染症
:県内全域(3.5)の患者報告数は第31週以降増加傾向が続いています。特に、松江圏域(7.3)及び出雲圏域(5.2)で増加しているほか、
隠岐圏域(1.0)で患者発生報告があり注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(2.6)の患者報告数は例年の同期と比較し多い状態が続いています。
第34週以降増加傾向が続いており、特に、松江圏域(6.0)で増加しているほか、隠岐圏域(3.0)、
出雲圏域(2.4)及び益田圏域(0.7)で患者発生報告があり注意が必要です。
○手足口病
:県内全域(1.7)の患者報告数は8月上旬(第32週)をピークに減少していますが、雲南圏域(3.0)、
益田圏域(2.7)及び出雲圏域(2.4)で定点当り2.0人を超える流行となっており、引き続き注意が必要です。
○咽頭結膜熱
:出雲圏域(1.8)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎
:県内全域(4.1)の患者報告数は第37週に比べ減少しています。
○流行性角結膜炎
:松江圏域(3.0)及び出雲圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎
:出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇マイコプラズマ肺炎
:松江圏域(1.0)及び出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎
:東部でエコーウイルス18型、中部でエコーウイルス3型、18型が検出されています。
○肺・気管支炎
:8月下旬から東部・中部でRSウイルスが検出されています。
○ヘルパンギーナ
:中部でコクサッキーウイルスA10型が検出されました。
○手足口病
:検出数は減少していますが、東部・西部でコクサッキーウイルスA6型、中部でコクサッキー
ウイルスA16型が検出されています。
○感染性胃腸炎
:ノロウイルスG1、G2、サポウイルス、エンテリックアデノウイルスが検出されています。
○咽頭炎
:コクサッキーウイルスA2型、エコーウイルス3型、16型、18型が検出されています。