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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2015年 第36週 (8/31〜9/6) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件[1](益田圏域)、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が51件[35](益田圏域)、レジオネラ症が1件(大田圏域)、 梅毒が1件(益田圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○RSウイルス感染症 :県内全域(2.4)の患者報告数は第31週以降増加傾向が続いています。 特に、松江圏域(4.6)、雲南圏域(3.5)及び出雲圏域(3.2)で増加しており注意が必要です。
○手足口病 :県内全域(2.0)の患者報告数は減少していますが、益田圏域(3.7)、雲南圏域(3.5)、 出雲圏域(2.4)及び浜田圏域(2.0)で定点当り2.0人を超える流行が続いており、引き続き注意が必要です。
○咽頭結膜熱 :県内全域(0.9)の患者報告数は第35週に比べ減少していますが、出雲圏域(3.2)で第35週以降再び警報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、 益田圏域(1.3)及び松江圏域(0.1)で患者発生報告があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.9)の患者報告数は例年の同期と比較し多い状態が続いています。 第34週以降やや増加傾向で、松江圏域(3.0)、隠岐圏域(3.0)、出雲圏域(2.4)、益田圏域(2.0)及び雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ :県内全域(0.9)の患者報告数は第35週に比べ減少しています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(6.4)の患者報告数は第35週に比べ増加しています。
○無菌性髄膜炎 :大田圏域(4.0)及び出雲圏域(1.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
〇マイコプラズマ肺炎 :出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○無菌性髄膜炎 :中部でエコーウイルス3型、18型が検出されています。
○肺・気管支炎 :6、7月にはパラインフルエンザウイルス1型、3型が検出されていましたが、8月下旬から東部・中部でRSウイルスが検出されています。
○手足口病 :東部・中部・西部でコクサッキーウイルスA16型が検出されているほか、東部では再びコクサッキーウイルスA6型も検出されました。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスG1、G2、サポウイルスが検出されています。
○発疹症 :コクサッキーウイルスA9型、エコーウイルス18型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
RSウイルス感染症増加増加増加 報告なし×報告なし×
手足口病減少減少減少 横這減少
咽頭結膜熱増加横這増加 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這
ヘルパンギーナ横這横這横這 横這報告なし×
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
RSウイルス感染症発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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